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デパス錠 :: 医療 Wiki

illness:デパス錠

エチゾラム(Etizolam) anchor.png

精神安定剤

  • デパス錠 (製薬会社:製造販売元 田辺三菱製薬株式会社)
  • デパス細粒 (製薬会社:製造販売元 田辺三菱製薬株式会社)
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作用と効果 anchor.png

ベンゾジアゼピン受容体に作用し、不安や緊張をやわらげます。また、筋肉の緊張をとる作用があります。

  • 神経症における不安・緊張・抑うつ・神経衰弱症状・睡眠障害
  • うつ病における不安・緊張・睡眠障害
  • 心身症(高血圧症,胃・十二指腸潰瘍)における身体症候ならびに不安・緊張・抑うつ・睡眠障害
  • 統合失調症における睡眠障害
  • 下記疾患における不安・緊張・抑うつおよび筋緊張
    頸椎症、腰痛症、筋収縮性頭痛
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用法・用量 anchor.png

  • 神経症、うつ病の場合
    通常、成人にはエチゾラムとして1日3mgを3回に分けて経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減するが、高齢者には、エチゾラムとして1日1.5mgまでとする。
  • 心身症、頸椎症、腰痛症、筋収縮性頭痛の場合
    通常、成人にはエチゾラムとして1日1.5mgを3回に分けて経口投与する.
    なお、年齢,症状により適宜増減するが、高齢者には、エチゾラムとして1日1.5mgまでとする。
  • 睡眠障害に用いる場合
    通常、成人にはエチゾラムとして1日1~3mgを就寝前に1回経口投与する.
    なお、年齢、症状により適宜増減するが、高齢者には、エチゾラムとして1日1.5mgまでとする。
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生活上の注意 anchor.png

眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、車の運転や危険を伴う機械の操作などは避けてください。
アルコール(飲酒)は薬の作用を強めることがありますので注意してください。

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副作用 anchor.png

主な副作用として、眠気、ふらつき、けん怠感、脱力感、発疹、じん麻疹、かゆみ、紅斑などが報告されています。

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重大な副作用 anchor.png

  • 依存性
    薬への欲求が抑えられない、けいれん、不眠、不安があらわれる
  • 呼吸抑制、炭酸ガスナルコーシス
  • 悪性症候群
    発熱、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗、白血球の増加、血清CK(CPK)の上昇等があらわれる場合がある。
  • 横紋筋融解症
    筋肉痛、脱力感、血清CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。
    手足の筋肉の痛み、しびれ、赤褐色尿
  • 間質性肺炎
    発熱、から咳、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等がみられる。
  • 肝機能障害、黄疸
    肝機能障害(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、LDH、Al-P、ビリルビン上昇等)、黄疸があらわれることがある。
    全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる。
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その他の副作用 anchor.png

副作用5%以上0.1~5%未満0.1%未満頻度不明
精神神経系-眠気,ふらつき,めまい,歩行失調,頭痛・頭重,言語障害不眠,酩酊感,興奮,焦燥,振戦,眼症状(霧視,調節障害)健忘,刺激興奮,錯乱
循環器・心臓--動悸,立ちくらみ-
呼吸器・胸郭および縦隔障害--呼吸困難感-
消化器-口渇,悪心・嘔気食欲不振,胃・腹部不快感,嘔吐,腹痛,便秘,下痢-
過敏症-発疹蕁麻疹,そう痒感紅斑
筋骨格系及び結合組織障害-けん怠感,脱力感易疲労感,筋弛緩等の筋緊張低下症状-
その他--発汗,排尿障害,浮腫,鼻閉乳汁分泌,女性化乳房,高プロラクチン血症,眼瞼痙攣

Last-modified: 2021-06-23 (水) 16:38:49 (JST) (1040d) by kondo