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ディプリバン注 :: 医療 Wiki

illness:ディプリバン注

ページ内コンテンツ
  • プロポフォール
    • 作用と効果
    • 用法・用量
      • 全身麻酔の導入及び維持
      • 集中治療における人工呼吸中の鎮静
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用
    • ジェネリック医薬品

プロポフォール anchor.png[1]

全身麻酔・鎮静用剤

  • ディプリバン注 (製薬会社:アスペンジャパン株式会社)
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作用と効果 anchor.png[2]

全身麻酔の導入及び維持

集中治療における人工呼吸中の鎮静

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用法・用量 anchor.png[3]

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全身麻酔の導入及び維持 anchor.png[4]

  • 導 入
    通常、成人には本剤を0.05mL/kg/10秒(プロポフォールとして0.5mg/kg/10秒)の速度で、患者の全身状態を観察しながら、就眠が得られるまで静脈内に投与する。なお、ASAIII及びIVの患者には、より緩徐に投与する。
    通常、成人には本剤0.20~0.25mL/kg(プロポフォールとして2.0~2.5mg/kg)で就眠が得られる。高齢者においては、より少量で就眠が得られる場合がある。就眠後は必要に応じて適宜追加投与する。
  • 維 持
    通常、酸素もしくは酸素・亜酸化窒素混合ガスと併用し、本剤を静脈内に投与する。適切な麻酔深度が得られるよう患者の全身状態を観察しながら、投与速度を調節する。通常、成人には、本剤0.4~1.0mL/kg/時(プロポフォールとして4~10mg/kg/時)の投与速度で適切な麻酔深度が得られる。

また、鎮痛剤(麻薬性鎮痛剤、局所麻酔剤等)を併用すること。
なお、局所麻酔剤併用時には通常より低用量で適切な麻酔深度が得られる。

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集中治療における人工呼吸中の鎮静 anchor.png[5]

成人(高齢者を含む)には本剤を0.03mL/kg/時(プロポフォールとして0.3mg/kg/時)の投与速度で、持続注入にて静脈内に投与を開始し、適切な鎮静深度が得られるよう患者の全身状態を観察しながら、投与速度を調節する。

通常、成人には本剤0.03~0.30mL/kg/時(プロポフォールとして0.3~3.0mg/kg/時)の投与速度で適切な鎮静深度が得られる。

なお、疾患の種類、症状の程度を考慮し、必要とする鎮静深度に応じて投与速度を増減すること。また、必要に応じて鎮痛剤を併用すること。

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生活上の注意 anchor.png[6]

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副作用 anchor.png[7]

主な副作用は注射時疼痛、低血圧、徐脈

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重大な副作用 anchor.png[8]

  • 低血圧
  • アナフィラキシー様症状
    血管浮腫、気管支痙攣、紅斑、低血圧を伴うアナフィラキシー様症状があらわれることがある。
  • 気管支痙攣
  • 舌根沈下、一過性無呼吸
  • てんかん[9]様体動
    痙攣・反弓緊張等のてんかん[9]様体動があらわれることがある。
  • 重篤な徐脈、不全収縮
  • 心室頻拍、心室性期外収縮、左脚ブロック
  • 肺水腫
  • 覚醒遅延
  • 横紋筋融解症[10]
    筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等を特徴とする横紋筋融解症[10]があらわれることがある。
  • 悪性高熱類似症状
    原因不明の頻脈、不整脈[11]・血圧変動、急激な体温上昇、筋硬直、血液の暗赤色化(チアノーゼ)、過呼吸、ソーダライムの異常加熱・急激な変色、発汗、アシドーシス、高カリウム血症、ミオグロビン尿等を伴う重篤な悪性高熱類似の症状
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その他の副作用 anchor.png[12]

副作用5%以上0.1~5%未満0.1%未満頻度不明
血液及びリンパ系障害-白血球増加、低蛋白血症、低アルブミン血症--
肝臓-AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP[13]上昇、ビリルビン上昇--
肝胆道系
腎臓
泌尿器-腎機能障害、変色尿(白濁、緑尿等)--
生殖系及び乳房
精神系多幸症、性欲抑制不能、譫妄
神経系-頭痛振戦-
感覚器
循環器 心臓-徐脈ST低下-
血管
呼吸器-吃逆咳嗽-
消化器-悪心、口腔内分泌物増加嘔吐、膵炎-
皮膚・皮下組織系
過敏症
下垂体[14]・副腎皮質系
免疫系
代謝及び栄養
内分泌
筋骨格系及び結合組織障害
全身
感染症
投与部位注射時疼痛(血管痛)静脈炎・血栓症しびれ感
抵抗機構
その他--術後発熱、戦慄-
臨床検査

Last-modified: 2017-07-12 (水) 12:44:58 (JST) (2482d) by kondo