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シムビコートタービュヘイラー吸入 :: 医療 Wiki

illness:シムビコートタービュヘイラー吸入

ページ内コンテンツ
  • ブデソニド (Budesonide) ホルモテロールフマル酸塩水和物 (Formoterol fumarate hydrate)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
      • 気管支喘息
      • 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用
    • 一部同じ成分の医薬品

ブデソニド (Budesonide) ホルモテロールフマル酸塩水和物 (Formoterol fumarate hydrate) anchor.png[1]

ドライパウダー吸入式喘息治療配合剤

  • シムビコートタービュヘイラー吸入 (製薬会社:アストラゼネカ株式会社)

シムビコートタービュヘイラーは、吸入ステロイド薬であるブデソニドと、長時間作動性β2刺激薬であるホルモテロールフマル酸塩水和物が、1つの吸入器具(タービュヘイラー)に配合された、1日2回投与のドライパウダー吸入式の喘息・COPD治療配合剤です。

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作用と効果 anchor.png[2]

気道の炎症を抑える吸入ステロイド薬と、持続的に気管支を広げる働きのある長時間作用型の気管支拡張薬の配合吸入薬であり、喘息症状を軽減し、発作が起こらないようにコントロールする薬です。すでに起きてしまった発作に対して使用する薬ではありません。通常、気管支喘息の治療に用いられます。

  • 気管支喘息(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)
  • 慢性閉塞性肺疾患[3](慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)
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用法・用量 anchor.png[4]

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気管支喘息 anchor.png[5]

通常、成人には、維持療法として1回1吸入(ブデソニドとして160μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として4.5μg)を1日2回吸入投与する。
なお、症状に応じて増減するが、維持療法としての1日の最高量は1回4吸入1日2回(合計8吸入:ブデソニドとして1280μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として36μg)までとする。

維持療法として1回1吸入あるいは2吸入を1日2回投与している患者は、発作発現時に本剤の頓用吸入を追加で行うことができる。
本剤を維持療法に加えて頓用吸入する場合は、発作発現時に1吸入する。数分経過しても発作が持続する場合には、さらに追加で1吸入する。必要に応じてこれを繰り返すが、1回の発作発現につき、最大6吸入までとする。

維持療法と頓用吸入を合計した本剤の1日の最高量は、通常8吸入までとするが、一時的に1日合計12吸入(ブデソニドとして1920μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として54μg)まで増量可能である。

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慢性閉塞性肺疾患[3](慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解 anchor.png[6]

通常、成人には、1回2吸入(ブデソニドとして320μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として9μg)を1日2回吸入投与する。

  • 吸入器の使用方法
    「シムビコートタービュヘイラーを使用される患者さんへ」をよく読んで使用してください。
    吸入後は、速やかにうがいをするか、口をすすいでください。
    小窓には最初に30が表示されており、使用を続けると赤い印が徐々に見えてきます。
    「0」が小窓の中央に表示され、それ以上、下に進まなくなったら、使用を中止して新しい吸入器に交換してください。(小窓の表示はおおよその残りの吸入回数を確認するためのものです。)
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副作用 anchor.png[7]

主な副作用として、嗄声(声がれ)、筋けいれん、動悸、咽頭痛、発疹などの症状があらわれることがあります。

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重大な副作用 anchor.png[8]

  • ショック、アナフィラキシー様症状
    呼吸困難、気管支攣縮、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹 等があらわれることがある。
  • 重篤な血清カリウム値の低下
    脱力感、呼吸困難、口渇
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その他の副作用 anchor.png[9]

副作用5%以上1~5%未満1%未満頻度不明
精神系--頭痛、振戦、神経過敏、激越、情緒不安、めまい、睡眠障害[10]、抑うつ、行動障害-
循環器 心臓--動悸、不整脈[11](心房細動、上室性頻脈、期外収縮等)、頻脈、狭心症[12]、血圧上昇-
口腔・呼吸器-嗄声咽喉頭の刺激感、口腔カンジダ症、味覚異常、咳嗽、感染、肺炎[13]、気管支痙攣-
消化器--悪心-
過敏症--発疹、蕁麻疹、接触性皮膚炎、血管浮腫等の過敏症状-
内分泌--血糖[14]-
筋骨格系及び結合組織障害--筋痙攣-
その他--皮膚挫傷-
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一部同じ成分の医薬品 anchor.png[15]


Last-modified: 2019-04-28 (日) 00:45:10 (JST) (1831d) by kondo