デュピュイトラン拘縮治療剤
注入部位で拘縮索のコラーゲンを分解することにより、手の指の屈曲拘縮を改善します。
通常、デュピュイトラン拘縮の治療に用いられます。
通常、成人はこの薬を3ヵ所に分けて、指の関節におけるデュピュイトラン拘縮の原因となる拘縮索に注射します。効果が不十分な場合、注射した拘縮索に対する追加の注射は1ヵ月間の間隔をあけ、最大3回まで注射することがあります。
局所麻酔によって拘縮索以外の腱や神経への針刺しが見逃されることを防ぐため、この薬を注射する際の前処置として局所麻酔はしません。拘縮索が複数存在し、異なる拘縮索に対して注射する場合でも、1ヵ月間の間隔をあけて注射します。
原則としてこの薬を注射した翌日(約24時間後)に受診してください。その時点で完全な指の伸展が認められない場合、指の伸展処置が行われることがあります。
この薬を注射した後は、自分自身で指の伸展処置を行わないでください。医師の指示に従って、添え木(副子)を装着したり、指の曲げ伸ばし運動を行ったりしてください。医師から指示があるまでこの薬を注射した手の指の曲げ伸ばしを行わないでください。
この薬を注射した後に、めまい、頭痛、注射部位の痛みや腫れなどがあらわれることがありますので、自動車の運転などの危険を伴う機械の操作に従事する場合には、注意してください。
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