ピロカルピン塩酸塩(Pilocarpine hydrochloride) [1]
緑内障[2]治療点眼剤
副交感神経支配の筋肉に作用して縮瞳させ、また房水の流出を促進させることで眼圧を下げます。 通常、緑内障[2]の治療や検査後の縮瞳などに用いられます。
通常、0.5〜4%製剤を1回1〜2滴、1日3〜5回点眼します。本剤は0.5%製剤です。
必ず指示された使用方法に従ってください。
- まず手を流水とせっけんでよく洗います。
- 下まぶたを下にひき、容器の先がまぶたの縁やまつげに触れないように点眼します。
- 点眼後はまぶたを閉じ、1〜5分間目がしらを指先でおさえてください。
- あふれた液は、清潔なガーゼやティッシュで拭き取ってください。
- 他の点眼液も使う場合は、5分以上間隔をあけてください。
- 点眼し忘れた場合は、気がついたとき、すぐに1回分を点眼してください。ただし、次に点眼する時間が近い場合には点眼せず、次の通常の時間に1回分を点眼してください。
- 2回分を一度に点眼しないでください。
- 誤って多く点眼した場合は、医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で点眼するのを止めないでください。
主な副作用として、眼瞼炎(まぶたのただれ)、白内障(見えにくい)、目のかゆみ、眼刺激感、眼痛、霧視(かすむ)、暗黒感、下痢、吐き気・嘔吐、頭痛、発汗、よだれを流すなどが報告されています。