セファクロル(Cefaclor) [1]
経口用セフェム系抗生物質製剤
- ケフラールカプセル (製薬会社:塩野義製薬株式会社)
- L-ケフラール顆粒[2] (製薬会社:塩野義製薬株式会社)
- ケフラール細粒小児用 (製薬会社:塩野義製薬株式会社)
細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示します。感染症の治療に用いるセフェム系の抗生物質です。通常、皮膚科領域、外科領域、呼吸器、尿路、眼科領域、耳鼻科領域、歯科・口腔外科領域など広い範囲の感染症の治療に使用されます。
- ケフラールカプセル
通常、成人および体重20kg以上の小児は、1回1カプセル〔主成分として250mg(力価)〕を1日3回服用しますが、重症などの場合は1回2カプセル〔500mg(力価)〕を1日3回服用します。治療を受ける疾患や年齢・体重・症状により適宜増減されます。
必ず指示された服用方法に従ってください。
- L-ケフラール顆粒[2]
通常、成人及び体重20kg以上の小児は、1回1包〔主成分として375mg(力価)〕を1日2回朝・夕食後に服用しますが、重症などの場合は1回2包〔主成分として750mg(力価)〕を1日2回朝・夕食後に服用します。治療を受ける疾患や年齢・体重・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。かまずに飲んでください。
- ケフラール細粒小児用
通常、幼小児は体重1kgあたり1日0.2~0.4g〔主成分として20~40mg(力価)/kg〕を3回に分けて服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・体重・症状により適宜増減されます。本剤は1g中に主成分100mg(力価)を含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
細粒をそのまま口に入れ、水などで飲ませてください。また乳児には、きれいに洗った指先に細粒をつけ、お子さんの上あごやほほの内側に塗ったあと、水などで飲ませてください。牛乳やジュースに混ぜたまま放置しないでください。
飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。あとは指示どおりの時間に飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、悪心、下痢、腹痛、発疹、貧血[6]、黄疸などが報告されています。
- ショック、アナフィラキシー様症状
息苦しい、全身の発赤、眼や口唇のまわりのはれ
- 急性腎不全
むくみ、体がだるい、尿量が減るまたは尿が出ない
- 汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少
動悸や息切れ、発熱、のどの痛み、歯ぐきの出血
- 皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死症(ライエル症候群)
高熱、水ぶくれ、眼や口など粘膜のただれ、全身の発赤
- 間質性肺炎[8]、PIE症候群
発熱、から咳、息苦しい
- セクロダン細粒小児用
- セファクロル細粒
- ケフポリン細粒
- シーシーエルカプセル
- アレンフラール細粒小児用
- アレンフラールカプセル
- エリカナール細粒小児用
- エリカナールL顆粒
- セクロダン細粒
- セクロダンカプセル
- セクロダン細粒小児用