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クロミッド錠 :: 医療 Wiki

illness:クロミッド錠

ページ内コンテンツ
  • クロミフェンクエン酸塩 (Clomifene citrate)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用
    • ジェネリック医薬品

クロミフェンクエン酸塩 (Clomifene citrate) anchor.png[1]

排卵誘発剤

  • クロミッド錠 (製薬会社:製造販売元 富士製薬工業株式会社)
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作用と効果 anchor.png[2]

女性ホルモンのバランスを調整し、卵巣を刺激して排卵を起こりやすくする働きがあります。
通常、排卵障害に基づく不妊症の治療に用いられます。卵巣過剰刺激の結果として、多胎妊娠(双子、三つ子など)の可能性があります。

  • 排卵障害にもとづく不妊症の排卵誘発
  • 生殖補助医療における調節卵巣刺激
  • 乏精子症における精子形成の誘導
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用法・用量 anchor.png[3]

  • 排卵障害にもとづく不妊症の排卵誘発
    無排卵症の患者に対して本剤により排卵誘発を試みる場合には、まずGestagen、Estrogen testを必ず行って、消退性出血の出現を確認し、子宮性無月経を除外した後、経口投与を開始する。
    通常第1クール1日クロミフェンクエン酸塩として50mg 5日間で開始し、第1クールで無効の場合は1日100mg 5日間に増量する。
    用量・期間は1日100mg 5日間を限度とする。
  • 生殖補助医療における調節卵巣刺激
    通常、クロミフェンクエン酸塩として1日50mgを月経周期3日目から5日間経口投与する。効果不十分な場合は、次周期以降の用量を1日100mgに増量できる。
  • 乏精子症における精子形成の誘導
    通常、クロミフェンクエン酸塩として1回50mgを隔日経口投与する。
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副作用 anchor.png[4]

主な副作用として、下腹部痛などの卵巣腫大症状、視覚症状などが報告されています。

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重大な副作用 anchor.png[5]

  • 卵巣過剰刺激症候群[6]
    巣腫大、卵巣茎捻転、下腹部痛、下腹部緊迫感、腹水・胸水の貯留を伴う卵巣過剰刺激症候群[6]があらわれることがある。
    これに伴い、血液濃縮、血液凝固能の亢進、呼吸困難等を併発することがある。
    下腹部痛、お腹がはる、吐き気
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その他の副作用 anchor.png[7]

主に虚血性視神経症、発疹、精神変調、AST上昇、ALT上昇、ビリルビン上昇、γ-GTP[8]上昇、男性の女性化乳房、ざ瘡、脱毛 等が報告されています。


Last-modified: 2023-12-09 (土) 00:10:35 (JST) (141d) by kondo