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クリースビータ皮下注 :: 医療 Wiki

illness:クリースビータ皮下注

ブロスマブ(遺伝子組換え) anchor.png

ヒト型抗FGF23モノクローナル抗体

  • クリースビータ皮下注 (製薬会社:協和キリン株式会社)
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作用と効果 anchor.png

過剰産生されたFGF23*1に対して直接的に作用します。
FGF23の過剰な作用を阻害することで腎臓におけるリンの再吸収を促進し、同時に、腸管におけるリンの吸収を促進するビタミンDの活性化を亢進させることで血清リン濃度を上昇させます。

FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症

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用法・用量 anchor.png

  • FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症(腫瘍性骨軟化症を除く)
    通常、成人には、ブロスマブ(遺伝子組換え)として4週に1回1mg/kgを皮下投与する。ただし、1回投与量は90mgを超えないこと。血清リン濃度、症状等に応じて適宜減量する。
    通常、小児には、ブロスマブ(遺伝子組換え)として2週に1回0.8mg/kgを皮下投与する。血清リン濃度、症状等に応じて適宜増減するが、最高用量は1回2mg/kgとする。ただし、1回投与量は90mgを超えないこと。
  • 腫瘍性骨軟化症
    通常、成人には、ブロスマブ(遺伝子組換え)として4週に1回0.3mg/kgを皮下投与する。血清リン濃度、症状等に応じて適宜増減するが、最高用量は1回2mg/kgとする。
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生活上の注意 anchor.png

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副作用 anchor.png

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重大な副作用 anchor.png

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その他の副作用 anchor.png

副作用10%以上5~10%未満5%未満頻度不明
腎臓--腎結石、腎石灰化、腎超音波検査異常-
消化器--悪心、下痢、腹痛、歯膿瘍、歯痛-
皮膚・皮下組織系--発疹、そう痒、じん麻疹-
内分泌--血中リン増加、ビタミンD異常、ビタミンD欠乏、PTH増加、血中カルシウム減少-
筋骨格系及び結合組織障害筋骨格痛下肢不快感筋痙攣-
投与部位注射部位反応(発疹・そう痒・疼痛等)(29.5%)---
その他--倦怠感、頭痛、疼痛、めまい、Al-P増加-

*1 FGF23は、腎臓におけるリン排泄を亢進させ活性型ビタミンDの産生を抑制することで、血清リン濃度を低下させる液性因子です。

Last-modified: 2019-12-04 (水) 17:52:28 (JST) (1607d) by kondo