ロラタジン(Loratadine) [1]
持続性選択H1受容体拮抗・アレルギー性疾患治療剤
肥満細胞に作用し、ヒスタミン[5]やLTC4などのケミカルメディエーターの遊離抑制作用と、ヒスタミンH1受容体拮抗作用があり、アレルギーを起こす物質の働きを抑えます。通常、アレルギー性鼻炎、じんましん、皮膚疾患にともなうそう痒症の治療に用いられます。
- クラリチン錠
- 成人
通常、1回1錠(主成分として10mg)を1日1回食後に服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。
- 7歳以上の小児
通常、1回1錠(主成分として10mg)を1日1回食後に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
- クラリチンドライシロップ[2]
- 成人
通常、1回1g(主成分として10mg)を1日1回食後に用時溶解して服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。
- 小児
通常、3歳以上7歳未満の小児は1回0.5g(主成分として5mg)、7歳以上の小児は1回1g(主成分として10mg)を1日1回食後に水またはぬるま湯に溶かして服用します。溶かさずに飲む場合にはコップ1杯の水またはぬるま湯といっしょに飲んでください。必ず指示された服用方法に従ってください。
- クラリチンレディタブ錠[3]
- 成人
通常、1回1錠(主成分として10mg)を1日1回食後に服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。
- 7歳以上の小児
通常、1回1錠(主成分として10mg)を1日1回食後に服用します。 いずれも、必ず指示された服用方法に従ってください。
- 口の中で速やかに溶けるので水なしでも飲めますが、水なしで飲む場合は必ず唾液で飲み込んでください。
- ただし、寝たままの状態では水なしでは飲まないでください。指先がぬれていると錠剤が溶けますので、かわいた手で飲む直前にシートからとり出してください。
- ミシン目にそって、しっかりと折り曲げ、丁寧に切り離し、シート裏面の赤い部分からはがしてください。
- この薬は普通の錠剤と比べて柔らかく、割れることがあるので、必ず裏面シートをはがしてから指の腹で錠剤を押し上げてとり出してください。
- 欠けや割れが生じた場合は全量を飲んでください。
飲み忘れた場合は気がついたときにすぐに飲んでください。ただし、次に飲む時間が近いときは、1回とばしてください。2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、眠気、倦怠感、腹痛、口渇、嘔気・嘔吐、発疹などが報告されています。
- ショック
皮膚や粘膜特に唇、手足の爪が青紫色~暗紫色になる、呼吸をしにくい、立ちくらみ
- てんかん[9]
(てんかん[9]発作既往歴のある人)筋肉の突っ張りや震え、意識障害、発作前の記憶がない
- 肝機能障害・黄疸
体がだるい、嘔吐、皮膚や白目が黄色くなる