ベドリズマブ(遺伝子組換え) [1]
ヒト化抗ヒトα4β7インテグリンモノクローナル抗体製剤
- エンタイビオ点滴静注用 (製薬会社:武田薬品工業株式会社)
T細胞の「α4β7インテグリン」と血管内皮細胞[3]上の「MAdCAM-1」との結合を阻害することで、T細胞の接着と組織内の浸潤を抑制します。
そして遊走を抑制することで炎症反応が抑制されます。
- 中等症から重症の活動期クローン病[5]の治療及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)
通常、成人にはベドリズマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを点滴静注する。初回投与後、2週、6週に投与し、以降8週間隔で点滴静注する。
- 国内
主な副作用は潰瘍性大腸炎[4]、関節痛及び鼻咽頭炎
- 海外
主な副作用は頭痛及び上気道感染
重大な副作用 [9]
- Infusion reaction
アナフィラキシーやInfusion reaction(呼吸困難、気管支痙攣、蕁麻疹、潮紅、発疹、血圧変動、心拍数増加 等)があらわれることがある。
- 重篤な感染症
肺炎[10]、敗血症[11]、結核、リステリア症、サイトメガロウイルス感染、日和見感染等の重篤な感染症があらわれることがある。
- 進行性多巣性白質脳症(PML)
片麻痺、四肢麻痺、認知機能障害、失語症、視覚障害 等
副作用 | 5%以上 | 0.1~5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 |
神経系 | - | 頭痛 | - | - |
呼吸器 | - | 口腔咽頭痛、咳嗽 | - | - |
消化器 | - | 悪心 | - | - |
皮膚・皮下組織系 | - | 発疹、そう痒症 | - | - |
筋骨格系及び結合組織障害 | - | 関節痛、背部痛、四肢痛 | - | - |
その他 | - | 鼻咽頭炎、発熱、気管支炎、上気道感染、インフルエンザ、副鼻腔炎、疲労 | - | - |