グリコピロニウム臭化物(Glycopyrronium Bromide) インダカテロールマレイン酸塩(Indacaterol Maleate) [1]
気管支拡張剤
- ウルティブロ吸入用カプセル (製薬会社:ノバルティス ファーマ株式会社)
この薬は、ムスカリン受容体拮抗薬とβ2受容体刺激薬の吸入配合剤で、長時間にわたり気管支を拡張することにより、呼吸機能を改善します。毎日規則正しく吸入する薬で、急な症状の悪化を速やかに鎮める薬ではありません。
通常、慢性閉塞性肺疾患[3](慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく症状の緩解に用いられます。
通常、成人は1回1カプセルを1日1回、専用の吸入用器具(ブリーズヘラー)を用いて、毎日一定の時間帯に吸入します。必ず指示された吸入方法に従ってください。吸入用カプセルですので、カプセルのまま服用しないでください。
- 吸入する直前にアルミシート(ブリスター)から取り出して使用してください。
- 目に入らないように注意してください。
- 万一、結膜の充血や角膜の浮腫に伴う赤眼、眼痛などが現れた場合には、できるだけ早く眼科医に受診してください。
- 一定の時間帯に吸入できなかった場合は、可能な限り速やかに1回分を吸入すること。ただし1日1回を超えて吸入しないこと。
- 絶対に2回分を一度に吸入してはいけません。
- その後の吸入時間帯は医師、薬剤師にご相談ください。
- 誤って多く吸入した場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で吸入するのを止めないでください。
主な副作用として、咳、口内乾燥、血管浮腫、蕁麻疹、かゆみ、発疹などが報告されています。
- 血清カリウム値の低下
脱力感、筋力の低下、手足のまひ
- 心房細動
動悸、めまい、失神(気を失う)