サルポグレラート塩酸塩(Sarpogrelate hydrochloride) [1]
5-HT2ブロッカー
- アンプラーグ錠 (製薬会社:田辺三菱製薬株式会社)
- アンプラーグ細粒 (製薬会社:田辺三菱製薬株式会社)
血小板や血管のセロトニン受容体に対する拮抗作用により、血小板の凝集や血管収縮を抑制し、血を固まりにくくし血流を良くします。これにより末梢循環障害による手足の痛み・冷感、潰瘍などの症状を改善します。通常、慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍、虚血性諸症状の治療に用いられます。
- アンプラーグ錠
通常、成人は1回2錠(主成分として100mg)を1日3回食後に服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- アンプラーグ細粒
通常、成人は1回1g(主成分として100mg)を1日3回食後に服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。細粒の袋を開けて長時間置くと、固まることがあるので、開封後はすぐに飲んでください。また、長く口に含んでいると苦味が残ることがあるので、すぐに飲み込んでください。
飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、吐き気、胸やけ、腹痛、かゆみ、じんましん、発疹、紅斑、出血(鼻出血、皮下出血など)、肝機能障害などが報告されています。
- 脳出血
頭痛、吐き気、嘔吐
- 消化管出血
腹痛、黒い便が出る、血を吐く
- 血小板減少
鼻血、歯ぐきの出血、手足のあざ
- 肝機能障害、黄疸
全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる
- 無顆粒球症
のどの痛み、頭痛、高熱