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甲状腺ホルモン不応症 のバックアップの現在との差分(No.2) :: 医療 Wiki

illness:甲状腺ホルモン不応症 のバックアップの現在との差分(No.2)

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2: 2013-06-10 (月) 15:40:28 seria[6] ソース[7] 現: 2016-11-10 (木) 13:08:54 kondo[8] ソース[9]
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下記に示す各抗体価や経過観察の結果を総合して判定する。 下記に示す各抗体価や経過観察の結果を総合して判定する。
甲状腺ホルモン(FT3、FT4、T3、T4)が高値~異常高値。TR-Ab(TSHレセプター抗体)、Tg-Ab(抗サイログロブリン抗体)、TPO-Ab(抗甲状腺ペリオキシターゼ抗体)が陰性である事が特徴である。 甲状腺ホルモン(FT3、FT4、T3、T4)が高値~異常高値。TR-Ab(TSHレセプター抗体)、Tg-Ab(抗サイログロブリン抗体)、TPO-Ab(抗甲状腺ペリオキシターゼ抗体)が陰性である事が特徴である。
-稀に、TR-Ab(TSHレセプター抗体)、Tg-Ab(抗サイログロブリン抗体)、TPO-Ab(抗甲状腺ペリオキシターゼ抗体)のどれかが陽性を示す事もある。+稀に、TR-Ab(TSHレセプター抗体)、Tg-Ab(抗サイログロブリン抗体)、TPO-Ab(抗甲状腺ペルオキシターゼ抗体)のどれかが陽性を示す事もある。
これはバセドウ病や橋本病といった自己免疫の病気と共存してもおかしくない。いわば自己免疫とは全く関係のない病気として認識されているからだと思われる。 TRH(下垂体ホルモン)負荷試験において、反応が「甲状腺ホルモンレベルに対して無反応、鈍い」といった特徴的な反応が見られる。 これはバセドウ病や橋本病といった自己免疫の病気と共存してもおかしくない。いわば自己免疫とは全く関係のない病気として認識されているからだと思われる。 TRH(下垂体ホルモン)負荷試験において、反応が「甲状腺ホルモンレベルに対して無反応、鈍い」といった特徴的な反応が見られる。
-甲状腺エコー -甲状腺エコー
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多岐にわたるホルモン量を測定する。起床直後にベッドで行う検査が望ましい。(通院検査をする場合は、その分の補正が入ると思われる) 多岐にわたるホルモン量を測定する。起床直後にベッドで行う検査が望ましい。(通院検査をする場合は、その分の補正が入ると思われる)
本病態においては、性結合ホルモンレベルに何らかの異常がある事がわかっている。 内分泌系ホルモンレベルにも影響を及ぼすことから、異常の具合をモニタリングするために行う事がある。 本病態においては、性結合ホルモンレベルに何らかの異常がある事がわかっている。 内分泌系ホルモンレベルにも影響を及ぼすことから、異常の具合をモニタリングするために行う事がある。
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**合併症[#y434c124] **合併症[#y434c124]
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その後の末梢代謝モニタリングが非常に重要となる。 症状に応じてβブロッカーや解熱鎮痛剤などが処方される事もある。 その後の末梢代謝モニタリングが非常に重要となる。 症状に応じてβブロッカーや解熱鎮痛剤などが処方される事もある。
-甲状腺機能低下状態と判断された場合 -甲状腺機能低下状態と判断された場合
-末梢代謝及びT3/T4の取り込み率をモニタリングしながら、甲状腺ホルモン剤(チラーヂンS錠、チロナミン錠 など)を処方する事がある。+末梢代謝及びT3/T4の取り込み率をモニタリングしながら、甲状腺ホルモン剤(チラーヂンS錠、チロナミン錠など)を処方する事がある。
症状に応じて抗うつ剤などの処方及び栄養指導が行われる事もある。 症状に応じて抗うつ剤などの処方及び栄養指導が行われる事もある。
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**治療法[#mfaf8ab1] **治療法[#mfaf8ab1]
基本的には、対症療法と経過観察が主となります。 基本的には、対症療法と経過観察が主となります。
-甲状腺が腫れて血液中の甲状腺ホルモンが増加しているという理由で、バセドウ病 と間違えられ、誤った治療を受けないことが大切です。+甲状腺が腫れて血液中の甲状腺ホルモンが増加しているという理由で、バセドウ病と間違えられ、誤った治療を受けないことが大切です。
本症の大部分は遺伝子異常に基づく疾患であるため、原因に対する治療法はなく対症療法を必要に応じて行う。 本症の大部分は遺伝子異常に基づく疾患であるため、原因に対する治療法はなく対症療法を必要に応じて行う。
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