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2: 2015-06-27 (土) 23:54:00 seria ソース 現: 2020-10-29 (木) 12:47:55 kondo ソース
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''天然型 インターフェロン-α製剤'' ''天然型 インターフェロン-α製剤''
-スミフェロン注DS (製薬会社:大日本住友製薬株式会社) -スミフェロン注DS (製薬会社:大日本住友製薬株式会社)
 +--薬価
 +DS300万IU300万国際単位/筒 6670.00円(2020年4月1日以降)
 +DS600万IU600万国際単位/筒 12654.00円(2020年4月1日以降)
 +//DS00万IU00万国際単位/筒 円(2020年4月1日以降)
 + 薬価の改定が更新されていない場合はご注意ください。
 +
 +-スミフェロン注バイアル (製薬会社:大日本住友製薬株式会社)
 +
 +
**作用と効果 [#t5931793] **作用と効果 [#t5931793]
B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスに抗ウイルス作用を示し、肝機能を改善します。また、免疫力を高め、腫瘍細胞の増殖抑制と腫瘍細胞障害性を高めます。通常、B型慢性活動性肝炎、C型慢性肝炎、C型代償性肝硬変、腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病、慢性骨髄性白血病の治療に用いられます。 B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスに抗ウイルス作用を示し、肝機能を改善します。また、免疫力を高め、腫瘍細胞の増殖抑制と腫瘍細胞障害性を高めます。通常、B型慢性活動性肝炎、C型慢性肝炎、C型代償性肝硬変、腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病、慢性骨髄性白血病の治療に用いられます。
 +***スミフェロン注バイアル300万IUの場合 [#wc1f21f7]
 +-腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病
 +-慢性骨髄性白血病
 +-HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善
 +-C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善(血中HCV RNA量が高い場合を除く)
 +-C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(セログループ1の血中HCV RNA量が高い場合を除く)
 +-亜急性硬化性全脳炎におけるイノシン プラノベクスとの併用による臨床症状の進展抑制
 +-HTLV-I脊髄症(HAM)
 +
 +***スミフェロン注DS300万IUの場合 [#jb380e33]
 +-腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病
 +-慢性骨髄性白血病
 +-HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善
 +-C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善(血中HCV RNA量が高い場合を除く)
 +-C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(セログループ1の血中HCV RNA量が高い場合を除く)
 +-HTLV-I脊髄症(HAM)
 +
 +***スミフェロン注DS600万IUの場合 [#j98e1a1d]
 +
 +-腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病
 +-慢性骨髄性白血病
 +-HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善
 +-C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善(血中HCV RNA量が高い場合を除く)
 +-C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(セログループ1の血中HCV RNA量が高い場合を除く)
**用法・用量 [#se225343] **用法・用量 [#se225343]
-腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病、慢性骨髄性白血病 -腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病、慢性骨髄性白血病
-通常、成人は1回主成分として300万~600万国際単位を1日1回皮下または筋肉内に注射します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減され、または隔日に注射を指示されることがあります。 +通常、成人には1日1回300万〜600万単位を皮下又は筋肉内に投与する。なお、年齢、症状により適宜増減又は隔日投与する。 
--B型慢性活動性肝炎 +〔全製剤共通〕 
-通常、成人は1回主成分として300万~600万国際単位を1日1回皮下または筋肉内に注射します。 +-HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善 
--C型慢性肝炎 +通常、成人には1日1回300万〜600万単位を皮下又は筋肉内に投与する。 
-通常、成人は1回主成分として300万~900万国際単位を1日1回連日、または週3回皮下または筋肉内に注射します。 +〔全製剤共通〕 
--C型代償性肝硬変 +-C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善(血中HCV RNA量が高い場合を除く) 
-通常、成人は1回主成分として600万国際単位を1日1回2週間までは連日、その後は1回300万~600万国際単位を週3回皮下または筋肉内に注射します。なお、状態により適宜減量されます。 +使用にあたっては、HCV RNAが陽性であることを確認したうえで行う。通常、成人には1日1回300万〜900万単位を連日又は週3回皮下又は筋肉内に投与する。 
- +〔全製剤共通〕 
-いずれの場合も、必ず指示された使用方法に従ってください。注射する期間と回数は個々の症状によって異なります。 +-C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(セログループ1の血中HCV RNA量が高い場合を除く) 
-詳しい使用方法は「スミフェロン注DS取り扱い説明書」を参照してください。 +使用にあたっては、HCV RNAが陽性であることを確認したうえで行う。 
-自分で注射することが医師から指示されている場合は、注射法および安全な廃棄方法について医師などの指導を受け、その指示に従ってください。自己注射する場合は特に、注射する部位は、うで、太もも、お腹、お尻などで毎回変更し、注射針を刺した時に激痛を感じたり、血液が逆流するのをみた場合は、すぐに針を抜き、部位をかえて注射してください。 +通常、成人は1日1回600万単位で投与を開始し、投与後2週間までは連日、その後1日1回300万〜600万単位を週3回皮下又は筋肉内に投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。 
-不潔な注射により、注射部位に感染を起こし、痛みや熱が出ることがあります。そのときはすぐに医師に連絡して指示を受けてください。注射液が混濁している場合には使用せず、医師または薬剤師に相談してください。 +〔全製剤共通〕 
-使い忘れた場合は、医師の指示を受けてください。絶対に2回分を一度に使ってはいけません。誤って多く使った場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で使うのをやめないでください。+-亜急性硬化性全脳炎におけるイノシン プラノベクスとの併用による臨床症状の進展抑制 
 +イノシン プラノベクスと併用し、通常、1日1回100万〜300万単位を週1〜3回髄腔内(脳室内を含む)に投与する。なお、年齢、症状により適宜減量する。 
 +〔スミフェロン注バイアル300万IU〕
 +-HTLV-I脊髄症(HAM)
 +通常、成人には1日1回300万単位を皮下又は筋肉内に投与する。
 +〔スミフェロン注バイアル300万IU・注DS300万IU〕
**副作用 [#i69287ca] **副作用 [#i69287ca]
-主な副作用として、発熱・全身倦怠感・食欲不振などのインフルエンザ様症状、脱毛などが報告されています。 
-***稀な副作用 [#o492bf1c]+主な副作用は、発熱、全身倦怠感等・食欲不振などのインフルエンザ様症状、脱毛、白血球減少、血小板減少などが報告されています。 
 + 
 +***重大な副作用 [#q7da041c]
-間質性肺炎 -間質性肺炎
-発熱、から咳、呼吸困難+発熱、から咳、呼吸困難、胸部X線異常 等
-抑うつ、自殺企図、躁状態、攻撃的行動 -抑うつ、自殺企図、躁状態、攻撃的行動
-不眠、不安、焦燥 +不眠、不安、焦燥、興奮、攻撃性、易刺激性等があらわれた場合がある。 
--糖尿病+-糖尿病(1型及び2型)
口渇、多飲、多尿 口渇、多飲、多尿
--自己免疫現象によると思われる症状・徴候(甲状腺機能異常、肝炎、溶血性貧血など)+糖尿病が増悪又は発症することがあり、昏睡に至ることがある。 
 +-自己免疫現象によると思われる症状・徴候 
 +甲状腺機能異常、潰瘍性大腸炎、関節リウマチ、1型糖尿病、多発性筋炎、溶血性貧血、肝炎、SLE、重症筋無力症の増悪又は発症 等
発汗、食欲不振、貧血症状 発汗、食欲不振、貧血症状
-重篤な肝障害 -重篤な肝障害
全身倦怠感、食欲不振、吐き気 全身倦怠感、食欲不振、吐き気
 +黄疸や著しいトランスアミナーゼの上昇を伴う肝障害があらわれる場合がある。
 +-急性腎不全、ネフローゼ症候群等の重篤な腎障害
 +-溶血性尿毒症症候群
 +血小板減少、溶血性貧血、腎不全を主徴とする溶血性尿毒症症候群があらわれることがある。
 +-汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、貧血、赤芽球癆
 +-敗血症、肺炎等の重篤な感染症
 +-ショック
 +血圧低下、胸部圧迫感、吐気、チアノーゼ等の症状があらわれる場合がある。
 +-狭心症、心筋梗塞、心筋症、心不全、完全房室ブロック、心室頻拍
 +-消化管出血(下血、血便等)、消化性潰瘍、虚血性大腸炎
 +-脳出血
 +-脳梗塞
 +-錯乱、痙攣、幻覚・妄想、意識障害、興奮、見当識障害、失神、せん妄、認知症様症状(特に高齢者)
 +-四肢の筋力低下、顔面神経麻痺、末梢神経障害
 +-網膜症
 +網膜出血や糖尿病網膜症が増悪する場合がある。また、視力低下、視野中の暗点が出現する場合がある。
 +-難聴
 +-皮膚潰瘍、皮膚壊死
 +-無菌性髄膜炎[亜急性硬化性全脳炎患者に対して髄腔内(脳室内を含む)投与した場合]
 +発熱、頭痛、悪心・嘔吐、意識混濁、髄液細胞増多、髄液蛋白量増加等が重度で遷延することがある。
 +***その他の副作用 [#s0a3bdad]
 +|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明|
 +|血液及びリンパ系障害|顆粒球減少、血小板減少|赤血球減少、ヘモグロビン減少、貧血、好酸球増多、白血球増多|リンパ節症、リンパ球減少、白血球分画異常|出血傾向|
 +|肝臓|-|AST(GOT)、ALT(GPT)、ALP、γ-GTP、LDHの上昇|黄疸、ビリルビンの上昇|-|
 +//|肝胆道系|||||
 +|腎臓|-|蛋白尿、BUN・クレアチニン上昇、血尿、排尿困難|尿量減少、多尿、頻尿|-|
 +|膵臓|-|-|-|急性膵炎|
 +//|泌尿器|||||
 +//|生殖系及び乳房|||||
 +|精神系|頭痛|不眠、眠気、焦燥、めまい、知覚異常、冷感|集中力障害、健忘、錐体外路症状(振戦、歩行障害等)、不安、神経症、脳波異常、構語障害|-|
 +|神経系・筋|-|四肢のしびれ、筋肉痛、背部痛、関節痛、腰痛、脱力感、肩こり、こわばり感、CK(CPK)の上昇|神経痛|-|
 +//|感覚器|||||
 +|眼|網膜出血、軟性白斑等の網膜の微小循環障害|眼痛、充血|視神経炎、眼球乾燥、視野狭窄、複視|網膜静脈血栓症|
 +//|耳|||||
 +|循環器 心臓|-|胸痛、顔面潮紅、心電図異常(洞性頻脈、期外収縮、心房細動等の不整脈、STの低下等)等の心筋障害、四肢・顔面浮腫、動悸|頻脈、血圧上昇、血圧下降|徐脈、末梢性虚血|
 +//|血管|||||
 +|呼吸器||咳嗽、呼吸困難|喀痰増多、喘息|血痰|
 +|消化器|食欲不振|悪心・嘔吐、下痢、腹痛、口内炎、味覚異常、便秘、口渇、舌炎|消化不良、腹部膨満感、イレウス、口唇炎、味覚低下、胃炎|-|
 +|皮膚・皮下組織系|脱毛|湿疹、紅斑、皮膚炎、ヘルペス|乾癬、爪疾患、紫斑、ざ瘡|光線過敏症|
 +|過敏症|-|発疹、蕁麻疹、そう痒|-|-|
 +//|下垂体・副腎皮質系|||||
 +//|免疫系|||||
 +//|代謝及び栄養|||||
 +//|内分泌|||||
 +//|筋骨格系及び結合組織障害|||||
 +|全身|発熱、全身倦怠感、インフルエンザ様症状|悪寒・戦慄|-|-|
 +//|感染症|||||
 +|投与部位(筋肉内・皮下)|-|疼痛|発赤、硬結、皮膚潰瘍|蜂窩織炎|
 +|投与部位(髄腔内・脳室内)|髄液細胞増多、髄液蛋白量の増加又は減少|髄液中組織球の出現|-|-|
 +//|抵抗機構|||||
 +|その他|-|体重減少、疲労、血清総蛋白量の増加又は減少、鼻出血、歯肉出血、アフタ性口内炎、咽頭炎、疼痛、尿糖陽性、耳鳴、感染症、カリウム・カルシウム・ナトリウム等の電解質異常、コレステロール値の異常、尿酸値上昇、血糖値上昇|嗄声、多汗、口腔内出血、不正出血、月経異常、腹水、インポテンス、トリグリセライド値の上昇、血清アミラーゼ上昇、各種自己抗体の陽性化、グロブリン上昇、CRP上昇|サルコイドーシス、移植後の拒絶反応又は移植片対宿主反応|
 +//|臨床検査|||||
**ジェネリック医薬品 [#u53bfaae] **ジェネリック医薬品 [#u53bfaae]
- (製薬会社:) - (製薬会社:)

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