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ゼローダ錠 のソース :: 医療 Wiki

illness:ゼローダ錠のソース

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#norelated
#contents
*カペシタビン (Capecitabine) [#fd6e2b85]
''抗悪性腫瘍剤''
-ゼローダ錠 (製薬会社:製造販売元 中外製薬株式会社)

**作用と効果 [#q3206208]
悪性腫瘍に多く存在する酵素で代謝されることにより、悪性腫瘍に効率よく働いて増殖を抑えます。

手術不能又は再発乳癌
結腸・直腸癌 
胃癌

**用法・用量 [#icd7a12a]

手術不能又は再発乳癌にはA法又はB法を使用し、ラパチニブトシル酸塩水和物と併用する場合にはC法を使用する。
結腸・直腸癌における補助化学療法にはB法を使用し、オキサリプラチンと併用する場合にはC法を使用する。
治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌には他の抗悪性腫瘍剤との併用でC法又はE法を使用する。
直腸癌における補助化学療法で放射線照射と併用する場合にはD法を使用する。
胃癌には白金製剤との併用でC法を使用する。

-A法:体表面積にあわせて次の投与量を朝食後と夕食後30分以内に1日2回、21日間連日経口投与し、その後7日間休薬する。
これを1コースとして投与を繰り返す。

|体表面積|1回用量|
|1.31m2未満|900mg|
|1.31m2以上1.64m2未満|1,200mg|
|1.64m2以上|1,500mg|


-B法:体表面積にあわせて次の投与量を朝食後と夕食後30分以内に1日2回、14日間連日経口投与し、その後7日間休薬する。
これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

|体表面積|1回用量|
|1.33m2未満|1,500mg|
|1.33m2以上1.57m2未満|1,800mg|
|1.57m2以上1.81m2未満|2,100mg|
|1.81m2以上|2,400mg|

-C法:体表面積にあわせて次の投与量を朝食後と夕食後30分以内に1日2回、14日間連日経口投与し、その後7日間休薬する。
これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

|体表面積|1回用量|
|1.36m2未満|1,200mg|
|1.36m2以上1.66m2未満|1,500mg|
|1.66m2以上1.96m2未満|1,800mg|
|1.96m2以上|2,100mg|

D法:体表面積にあわせて次の投与量を朝食後と夕食後30分以内に1日2回、5日間連日経口投与し、その後2日間休薬する。
これを繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

|体表面積|1回用量|
|1.31m2未満|900mg|
|1.31m2以上1.64m2未満|1,200mg|
|1.64m2以上|1,500mg|

-E法:体表面積にあわせて次の投与量を朝食後と夕食後30分以内に1日2回、14日間連日経口投与し、その後7日間休薬する。
これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

|体表面積|1回用量|
|1.31m2未満|900mg|
|1.31m2以上1.69m2未満|1,200mg|
|1.69m2以上2.07m2未満|1,500mg|
|2.07m2以上|1,800mg|

**副作用 [#ke2f005e]
主な副作用として、手足症候群、悪心、食欲不振、下痢、口内炎、末梢性感覚ニューロパシー、疲労、色素沈着障害などが報告されています。
赤血球数減少、白血球数減少、リンパ球数減少、ヘモグロビン減少、血中ビリルビン増加、AST増加、LDH増加、ALT増加、Al-P増加等があらわれることがある。

***重大な副作用 [#qf0e9fbc]
-脱水症状
からだがだるい、のどが渇く、深く大きい呼吸、手指のふるえ、尿量が減る、意識がうすれる、考えがまとまらない、判断力の低下
-手足症候群(Hand-foot syndrome)
手のひらや足の裏の感覚が鈍くなったり過敏になる、赤くはれ上がる、痛み、皮がむける、水ぶくれ、ただれ
-心障害
からだがだるい、全身のむくみ、冷や汗、めまい、横になるより座っている時に呼吸が楽になる、息苦しい、息切れ、胸がドキドキする、動く時の動悸、胸の痛み、狭心痛、胸がしめつけられる感じ、胸が押しつぶされるような感じ、胸を強く押さえつけた感じ、急激に胸を強く押さえつけられた感じ、気を失う 
-肝障害、黄疸
からだがだるい、白目や皮膚が黄色くなる、かゆみ、尿の色が濃くなる・褐色になる、食欲不振、吐き気、嘔吐
-腎障害
頭痛、顔のむくみ、眼がはれぼったい、尿量が減る 
-骨髄抑制
からだがだるい、発熱、鼻血、歯ぐきの出血、息切れ、あおあざができる、出血が止まりにくい、出血しやすい
-口内炎
口の中が荒れて痛い 
-間質性肺炎
から咳、息苦しい、息切れ、発熱間
-重篤な腸炎(出血性腸炎、虚血性腸炎、壊死性腸炎等)
激しい腹痛、下痢、血が混ざった便、発熱、むかむかする、吐き気、嘔吐、腹がはる 
-重篤な精神神経系障害(白質脳症等)
物忘れ、ふらつき、ぼんやりする、覚えられない、しゃべりにくい、意識がなくなる、けいれん 
-血栓塞栓症
手足のまひやしびれ、しゃべりにくい、胸の痛み、呼吸困難、片方の足の急激な痛みや腫れ、背中の痛み 
-皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
からだがだるい、食欲不振、発熱、高熱、中央にむくみを伴った赤い斑点、赤い発疹、まぶたや眼の充血、結膜のただれ、ひどい口内炎、唇や口内のただれ、陰部の痛み
-溶血性貧血

**ジェネリック医薬品 [#aa2af18b]
-カペシタビン錠

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