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セレニカR錠 のバックアップソース(No.3) :: 医療 Wiki

illness:セレニカR錠 のバックアップソース(No.3)

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#norelated
#contents
*バルプロ酸ナトリウム (Sodium valproate) [#m4362e9a]
''抗てんかん剤 躁状態治療剤 片頭痛治療剤''
-セレニカR錠 (製薬会社:田辺三菱製薬株式会社、興和株式会社)
-セレニカR顆粒 (製薬会社:田辺三菱製薬株式会社、興和株式会社)
**作用と効果 [#j734245e]
脳内のGABA濃度を増加し、けいれんを抑えます。また、GABA神経の伝達促進作用が、躁病の気分安定化や片頭痛の発症抑制に関与すると考えられています。通常、てんかんやてんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性など)、躁病および躁うつ病の躁状態の治療や片頭痛発作の発症抑制に用いられます。

**用法・用量 [#j7a4ea12]
-セレニカR錠
てんかん、躁病および躁うつ病の躁状態:通常、1回2~6錠(主成分として400~1,200mg)を1日1回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。片頭痛発作の発症抑制:通常、1回2~4錠(主成分として400~800mg)を1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日量は5錠(1,000mg)までとされています。いずれの場合も必ず指示された服用方法に従ってください。徐放剤なので、かみ砕かないで服用してください。

-セレニカR顆粒
てんかん、躁病および躁うつ病の躁状態:通常、1回1~3g(主成分として400~1,200mg)を1日1回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。
片頭痛発作の発症抑制:通常、1回1~2g(主成分として400~800mg)を1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日量は2.5g(1,000mg)までとされています。
いずれの場合も必ず指示された服用方法に従ってください。徐放剤なので、かみ砕かないで服用してください。

**生活上の注意 [#e0844171]
眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないでください。下痢が長く続くと薬の効果に影響が出ることがあります。そのような場合は医師・薬剤師に相談してください。便中に白いヌケガラが混じりますが、薬が吸収されたあとの残りですので、薬の効果に影響はありません。

**副作用 [#x0888792]
主な副作用として、傾眠、無為、振戦、めまい、吐き気・嘔吐、胃部不快感、貧血、発疹、夜尿、体重増加などが報告されています。

***重大な副作用 [#r460ca08]
-劇症肝炎などの重篤な肝障害
黄疸、脂肪肝 等を起こすことがある。
発疹、全身倦怠感、皮膚や白目が黄色くなる

-高アンモニア血症を伴う意識障害
傾眠、食欲不振、全身倦怠感
-溶血性貧血、赤芽球癆、汎血球減少、重篤な血小板減少、顆粒球減少

-急性膵炎
激しい腹痛、発熱、食欲不振、嘔気、嘔吐等の症状、膵酵素値の上昇
-間質性腎炎、ファンコニー症候群
-中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
発熱、広範囲の紅斑・水疱、全身倦怠感
-横紋筋融解症
筋肉痛、脱力感、赤褐色尿
-過敏症症候群
初期症状として発疹、発熱がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現 等の症状があらわれることがある。

-脳の萎縮、認知症様症状(健忘、見当識障害、言語障害、寡動、知能低下、感情鈍麻等)、パーキンソン様症状(静止時振戦、硬直、姿勢・歩行異常等)があらわれることがある。

-横紋筋融解症
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビンの上昇 等
-抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム量の増加、高張尿 等があらわれることがある。

-間質性肺炎、好酸球性肺炎
&ruby(がいそう){咳嗽};、呼吸困難、発熱 等

***その他の副作用 [#k535e462]
|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明|
|血液及びリンパ系障害|-|貧血、白血球減少|低フィブリノーゲン血症、好酸球増多|血小板凝集能低下|
|肝臓|-|AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇|-|-|
//|肝胆道系|||||
//|腎臓|||||
//|泌尿器|||||
//|生殖系及び乳房|||||
|精神神経系|-|めまい、傾眠、振戦|頭痛、不眠|失調、不穏、視覚異常、感覚変化、抑うつ|
//|神経系|||||
//|感覚器|||||
//|眼|||||
//|耳|||||
//|錐体外路症状|||||
//|循環器 心臓|||||
//|血管|||||
//|呼吸器|||||
|消化器|-|-|口内炎、食欲不振、腹痛、下痢|便秘、食欲亢進|
|皮膚・皮下組織系|-|-|脱毛|-|
//|過敏症|-|発疹|-|-|
//|下垂体・副腎皮質系|||||
//|免疫系|||||
//|代謝及び栄養|||||
//|内分泌|||||
//|筋骨格系及び結合組織障害|||||
//|全身|||||
//|投与部位|||||
//|感染症|||||
//|抵抗機構|||||
|その他|-|夜尿・頻尿、高アンモニア血症、体重増加|けん怠感、浮腫|月経異常(月経不順、無月経)、多のう胞性卵巣、血尿、鼻血、口渇、歯肉肥厚、尿失禁、発熱、カルニチン減少|
//|臨床検査|||||

**ジェネリック医薬品 [#u8245d05]
-バルプロ酸ナトリウムSR錠
-バレリンシロップ
-サノテン錠
-セレブシロップ
-エピレナート錠
-サノテン錠

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