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グラン注射液 のバックアップの現在との差分(No.1) :: 医療 Wiki

illness:グラン注射液 のバックアップの現在との差分(No.1)

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1: 2022-03-18 (金) 12:35:07 kondo[5] ソース[6] 現: 2023-03-22 (水) 16:55:57 kondo[5] ソース[7]
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**作用と効果 [#v32515a3] **作用と効果 [#v32515a3]
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-造血幹細胞の末梢血中への動員 -造血幹細胞の末梢血中への動員
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-先天性・特発性好中球減少症 -先天性・特発性好中球減少症
-神経芽腫に対するジヌツキシマブ(遺伝子組換え)の抗腫瘍効果の増強 -神経芽腫に対するジヌツキシマブ(遺伝子組換え)の抗腫瘍効果の増強
 +-再発又は難治性の急性骨髄性白血病に対する抗悪性腫瘍剤との併用療法
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**用法・用量 [#q11893e9] **用法・用量 [#q11893e9]
-造血幹細胞の末梢血中への動員 -造血幹細胞の末梢血中への動員
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なお、状態に応じて適宜減量する。 なお、状態に応じて適宜減量する。
---造血幹細胞移植時の好中球数の増加促進+-造血幹細胞移植時の好中球数の増加促進
通常、成人、小児ともに、造血幹細胞移植施行翌日ないし5日後からフィルグラスチム(遺伝子組換え)300μg/m2を1日1回点滴静注する。 通常、成人、小児ともに、造血幹細胞移植施行翌日ないし5日後からフィルグラスチム(遺伝子組換え)300μg/m2を1日1回点滴静注する。
ただし、好中球数が5,000/mm3以上に増加した場合は、症状を観察しながら投与を中止する。 ただし、好中球数が5,000/mm3以上に増加した場合は、症状を観察しながら投与を中止する。
Line 75: Line 79:
ジヌツキシマブ(遺伝子組換え)及びテセロイキン(遺伝子組換え)との併用において、通常、フィルグラスチム(遺伝子組換え)として1日1回5μg/kg(体重)を皮下投与する。28日間を1サイクルとし、1、3、5サイクルの1~14日目に投与する。 ジヌツキシマブ(遺伝子組換え)及びテセロイキン(遺伝子組換え)との併用において、通常、フィルグラスチム(遺伝子組換え)として1日1回5μg/kg(体重)を皮下投与する。28日間を1サイクルとし、1、3、5サイクルの1~14日目に投与する。
ただし、白血球数が50,000/mm3以上に増加した場合は休薬する。 ただし、白血球数が50,000/mm3以上に増加した場合は休薬する。
 +なお、状態に応じて適宜減量する。
 +
 +-再発又は難治性の急性骨髄性白血病に対する抗悪性腫瘍剤との併用療法
 +通常、フィルグラスチム(遺伝子組換え)1日1回300μg/m2を、フルダラビン、シタラビン等の抗悪性腫瘍剤併用化学療法の開始前日から併用化学療法終了日まで(通常5~6日間)連日皮下又は静脈内投与(点滴静注を含む)する。
なお、状態に応じて適宜減量する。 なお、状態に応じて適宜減量する。
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***重大な副作用 [#xf4a58a5] ***重大な副作用 [#xf4a58a5]
-+-ショック、アナフィラキシー 
-+-間質性肺炎 
-+発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれることがある。 
-+-急性呼吸窮迫症候群 
-+急速に進行する呼吸困難、低酸素血症、両側性びまん性肺浸潤影等の胸部X線異常等があらわれることがある。 
-+-芽球の増加 
--+-毛細血管漏出症候群 
 +低血圧、低アルブミン血症、浮腫、肺水腫、胸水、腹水、血液濃縮等があらわれることがある。 
 +-大型血管炎(大動脈、総頸動脈、鎖骨下動脈等の炎症) 
 +発熱、CRP上昇、大動脈壁の肥厚等があらわれることがある。 
 +-脾腫、脾破裂 
 +脾臓の急激な腫大があらわれることがある。
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-//***その他の副作用 [#dd0b7934] +***その他の副作用 [#dd0b7934] 
-//|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| +|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| 
-//|血液及びリンパ系障害|-|-|-|-+|血液及びリンパ系障害|-|-|-|血小板減少、白血球増加症
-//|肝臓|-|-|-|-|+|肝臓|-|ALT上昇|肝機能異常、AST上昇|-|
//|肝胆道系|-|-|-|-| //|肝胆道系|-|-|-|-|
-//|腎臓|-|-|-|-|+|腎臓|-|-|-|糸球体腎炎|
//|膵臓|-|-|-|-| //|膵臓|-|-|-|-|
//|泌尿器|-|-|-|-| //|泌尿器|-|-|-|-|
Line 124: Line 137:
//|血管|-|-|-|-| //|血管|-|-|-|-|
//|呼吸器・胸郭および縦隔障害|-|-|-|-| //|呼吸器・胸郭および縦隔障害|-|-|-|-|
-//|消化器|-|-|-|-| +|消化器|-|-|悪心・嘔吐|-| 
-//|皮膚・皮下組織系|-|-|-|-|+|皮膚・皮下組織系|-|-|発疹、発赤|好中球浸潤・有痛性紅斑・発熱を伴う皮膚障害(Sweet症候群等)|
//|過敏症|-|-|-|-| //|過敏症|-|-|-|-|
//|下垂体・副腎皮質系|-|-|-|-| //|下垂体・副腎皮質系|-|-|-|-|
Line 132: Line 145:
//|体液・電解質|-|-|-|-| //|体液・電解質|-|-|-|-|
//|内分泌|-|-|-|-| //|内分泌|-|-|-|-|
-//|筋骨格系及び結合組織障害|-|-|-|-|+|筋骨格系及び結合組織障害|-|骨痛、腰痛|胸痛、関節痛、筋肉痛|四肢痛|
//|全身|-|-|-|-| //|全身|-|-|-|-|
//|投与部位|-|-|-|-| //|投与部位|-|-|-|-|
Line 139: Line 152:
//|傷害、中毒及び処置合併症|-|-|-|-| //|傷害、中毒及び処置合併症|-|-|-|-|
//|抵抗機構|-|-|-|-| //|抵抗機構|-|-|-|-|
-//|その他|-|-|-|-|+|その他|LDH上昇|発熱、Al-P上昇|頭痛、倦怠感、動悸、尿酸上昇、血清クレアチニン上昇、CRP上昇|浮腫|
//|臨床検査|-|-|-|-| //|臨床検査|-|-|-|-|
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