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アイソボリン点滴静注用 のソース :: 医療 Wiki

illness:アイソボリン点滴静注用のソース

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*レボホリナートカルシウム [#u61761ac]
''活性型葉酸製剤''
-アイソボリン点滴静注用 (製薬会社:ファイザー株式会社)

**作用と効果 [#r773d2c5]
-レボホリナート・フルオロウラシル療法 
胃癌(手術不能又は再発)及び結腸・直腸癌に対するフルオロウラシルの抗腫瘍効果の増強

-レボホリナート・フルオロウラシル持続静注併用療法 
結腸・直腸癌、小腸癌及び治癒切除不能な膵癌に対するフルオロウラシルの抗腫瘍効果の増強

**用法・用量 [#m9122b5f]
-レボホリナート・フルオロウラシル療法 
通常、成人にはレボホリナートとして1回250mg/m2(体表面積)を2時間かけて点滴静脈内注射する。レボホリナートの点滴静脈内注射開始1時間後にフルオロウラシルとして1回600mg/m2(体表面積)を3分以内で緩徐に静脈内注射する。1週間ごとに6回繰り返した後、2週間休薬する。これを1クールとする。

-結腸・直腸癌に対するレボホリナート・フルオロウラシル持続静注併用療法 
--通常、成人にはレボホリナートとして1回100mg/m2(体表面積)を2時間かけて点滴静脈内注射する。レボホリナートの点滴静脈内注射終了直後にフルオロウラシルとして400mg/m2(体表面積)を静脈内注射するとともに、フルオロウラシルとして600mg/m2(体表面積)を22時間かけて持続静脈内注射する。これを2日間連続して行い、2週間ごとに繰り返す。
--通常、成人にはレボホリナートとして1回250mg/m2(体表面積)を2時間かけて点滴静脈内注射する。レボホリナートの点滴静脈内注射終了直後にフルオロウラシルとして2600mg/m2(体表面積)を24時間かけて持続静脈内注射する。1週間ごとに6回繰り返した後、2週間休薬する。これを1クールとする。
--通常、成人にはレボホリナートとして1回200mg/m2(体表面積)を2時間かけて点滴静脈内注射する。レボホリナートの点滴静脈内注射終了直後にフルオロウラシルとして400mg/m2(体表面積)を静脈内注射するとともに、フルオロウラシルとして2400〜3000mg/m2(体表面積)を46時間かけて持続静脈内注射する。これを2週間ごとに繰り返す。


-小腸癌及び治癒切除不能な膵癌に対するレボホリナート・フルオロウラシル持続静注併用療法 
通常、成人にはレボホリナートとして1回200mg/m2(体表面積)を2時間かけて点滴静脈内注射する。レボホリナートの点滴静脈内注射終了直後にフルオロウラシルとして400mg/m2(体表面積)を静脈内注射するとともに、フルオロウラシルとして2400mg/m2(体表面積)を46時間かけて持続静脈内注射する。これを2週間ごとに繰り返す。

**生活上の注意 [#k1c716f6]


**副作用 [#w77092a3]
主な副作用は、骨髄抑制、下痢、食欲不振、悪心・嘔吐、口内炎、発熱。
白血球減少、血色素減少、総蛋白低下、血小板減少
好中球数減少、C-反応性蛋白増加
***重大な副作用 [#v53ea685]
-激しい下痢
-重篤な腸炎
出血性腸炎、虚血性腸炎、壊死性腸炎等の重篤な腸炎があらわれることがある。
-骨髄抑制
汎血球減少、白血球減少、好中球減少、貧血、血小板減少等の骨髄抑制があらわれることがある。
-ショック、アナフィラキシー
発疹、呼吸困難、血圧低下 等
-白質脳症、精神・神経障害
白質脳症(初期症状:歩行時のふらつき、四肢末端のしびれ感、舌のもつれ等)、また、錐体外路症状、言語障害、運動失調、眼振、意識障害、痙攣、顔面麻痺、見当識障害、せん妄、記憶力低下、自発性低下、尿失禁等の精神神経症状があらわれることがある。
-うっ血性心不全、心筋梗塞、安静狭心症
-肝機能障害、黄疸
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれ、肝不全に至ることがある。
-急性腎障害
-間質性肺炎
発熱、咳嗽、呼吸困難 等
-消化管潰瘍、重篤な口内炎
-手足症候群
手足症候群(手掌、足蹠の紅斑、疼痛性発赤腫脹、知覚過敏等)があらわれることがある。
-播種性血管内凝固症候群(DIC)
-嗅覚脱失
嗅覚障害(長期投与症例に多い)があらわれ、嗅覚脱失まで至ることがある。
-高アンモニア血症
意識障害を伴う高アンモニア血症があらわれることがある。
-急性膵炎
-劇症肝炎、肝硬変、心室性頻拍、ネフローゼ症候群、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、溶血性貧血
-
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***その他の副作用 [#ce6a446f]
|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明|
|血液及びリンパ系障害|||||
|肝臓|AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、ビリルビン上昇|Al-P上昇、LDH上昇|-|-|
|肝胆道系|||||
|腎臓|-|BUN上昇、クレアチニン上昇、蛋白尿、血尿|-|クレアチニンクリアランス低下|
|泌尿器|||||
|生殖系及び乳房|||||
|精神系|||||
|神経系|-|しびれ、めまい、末梢神経障害|-|-|
|感覚器|||||
|眼|-|流涙、眼充血、眼脂|結膜炎|-|
|耳|||||
|錐体外路症状|||||
|循環器 心臓|-|胸痛|心電図異常(ST上昇、T逆転、不整脈等)|胸内苦悶|
|血管|||||
|呼吸器|||||
|消化器|食欲不振、悪心・嘔吐|味覚異常、腹痛、心窩部痛、口渇、便秘、歯肉炎、口唇炎・口角炎、舌炎、腹部膨満感|下血|胸やけ|
|皮膚・皮下組織系|色素沈着、脱毛|落屑、紅斑、表皮剥離、角化、そう痒感、爪の異常|浮腫、紅潮、光線過敏症、糜爛|水疱|
|過敏症|-|発疹|-|-|
|下垂体・副腎皮質系|||||
|免疫系|||||
|代謝及び栄養|||||
|内分泌|||||
|筋骨格系及び結合組織障害|||||
|全身|||||
|投与部位|||||
|感染症|||||
|抵抗機構|||||
|その他|発熱、低蛋白血症、低アルブミン血症|倦怠感、糖尿、頭重感、呼吸困難、顔面浮腫、手指の腫脹、鼻出血、筋肉痛、電解質異常(低ナトリウム血症、低カリウム血症、高カリウム血症、低クロール血症、高クロール血症、低カルシウム血症)、頭痛、白血球増多、CRP上昇、好酸球増多|-|耐糖能異常|
|臨床検査|||||

**ジェネリック医薬品 [#w289d7bd]
-レボホリナート点滴静注用

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