#norelated #contents *概要 [#pbe52757] 指の第1関節(遠位指節間関節:DIP関節)が変形し曲がってしまう疾患です。第1関節の背側の中央の伸筋腱付着部を挟んで2つのコブ(結節)ができるのが特徴です。いろいろな程度の変形があります。すべての人が強い変形になるとは限りません。 この疾患の報告者へバーデンの名にちなんでヘバーデン結節と呼ばれています。 一般に40歳代以降の女性に多く発生します。手を良く使う人にはなりやすい傾向があります。 **症状 [#c3009007] 示指から小指にかけて第1関節が赤く腫れたり、曲がったりします。痛みを伴うこともあります。母指(親指)にもみられることもあります。 第1関節の動きが悪くなります。また、痛みのために強く握ることが困難になります。 第1関節の近くに水ぶくれのような透き通ったでっぱりができることがあります。これをミューカスシスト(粘液嚢腫)と呼びます。 **原因 [#w4351fdc] 原因不明です。遺伝性は証明されてはいません。 **診療科 [#m1adfb5c] **検査 [#wfe919e8] **診断 [#b935ad74] 第1関節の変形、突出、疼痛があり、X線写真で関節の隙間が狭くなったり、関節が壊れたり、骨棘(こつきょく)があれば、へバーデン結節と診断されます。 **病期 ステージ [#t4c2411a] **合併症 [#i0853026] **薬 [#g6678aa2] -(一般名:) **治療法 [#q14f8ab4] 保存的療法としては、局所の安静(固定も含む)や投薬、局所のテーピングなどがあります。 急性期では少量の関節内ステロイド注射(特にトリアムシノロンは有効)などが有効です。 保存的療法で痛みが改善しないときや変形がひどくなり日常生活に支障をきたす場合は、手術を考慮します。 手術法にはコブ結節を切除するものや関節を固定してしまう方法が行われます。
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