#norelated #contents *エリブリンメシル酸塩(Eribulin Mesilate) [#hb490c9f] ''抗悪性腫瘍剤'' -ハラヴェン静注 (製薬会社:エーザイ株式会社) **作用と効果 [#yc8940ce] がん細胞の細胞分裂を停止させてアポトーシスによる細胞死を誘導し、腫瘍増殖抑制作用を示します。 通常、手術不能または再発乳がんの治療に用いられます。 **用法・用量 [#r7008b8e] 通常、1日1回静脈内に週1回注射し、これを2週連続でおこない、3週目は休薬します。これを1サイクルとして、注射を繰り返します。副作用の有無、効果の出方、患者さんの状態により異なりますので、具体的な使用期間につきましては、医師にお尋ねください。 ***用法及び用量に関連する使用上の注意 [#a7007947] 1.他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。 2.本剤の投与にあたっては、以下の基準を参考に必要に応じて、投与を延期、減量又は休薬すること。 各サイクル1週目 -投与開始基準 下記の基準を満たさない場合、投与を延期する。 --好中球数:1,000/mm3以上 --血小板数:75,000/mm3以上 --非血液毒性:Grade2以下 -減量基準 前サイクルにおいて以下の副作用等が発現した場合、減量した上で投与する。 --7日間を超えて継続する好中球数減少(500/mm3未満) --発熱又は感染を伴う好中球数減少(1,000/mm3未満) --血小板数減少(25,000/mm3未満) --輸血を要する血小板数減少(50,000/mm3未満) --Grade3以上の非血液毒性 --副作用等により、2週目に休薬した場合 各サイクル2週目 -投与開始基準 下記の基準を満たさない場合、投与を延期する。 --好中球数:1,000/mm3以上 --血小板数:75,000/mm3以上 --非血液毒性:Grade2以下 -投与再開基準 投与延期後1週間以内に上記の投与開始基準を満たした場合、減量して投与する。 -休薬基準 投与延期後1週間以内に上記の投与開始基準を満たさない場合は、休薬する。 -減量を行う際、次の用量を参考にすること。 減量前の投与量:1.4mg/m2 → 減量後の投与量:1.1mg/m2 減量前の投与量:1.1mg/m2 → 減量後の投与量:0.7mg/m2 減量前の投与量:0.7mg/m2 → 減量後の投与量:投与中止を考慮 3.肝機能障害を有する患者に投与する場合は、減量を考慮すること。 4.本剤投与時、希釈する場合は日本薬局方生理食塩液を使用すること。 **生活上の注意 [#o5724f69] 骨髄機能が低下すると、感染が起こり易くなったり、出血が起こり易くなりますが、自分ではなかなか気づきません。したがって血液検査を定期的に(週に1~2回、場合によってはそれ以上)行うことがあります。 **副作用 [#ka32c4d4] 主な副作用として、脱毛、疲労、食欲減退、吐き気、口内炎、味覚異常、発熱、末梢神経障害、嘔吐、頭痛、下痢、けん怠感、発疹などが報告されています。 ***重大な副作用 [#rbadfba2] -骨髄抑制 白血球減少、好中球減少、リンパ球減少、貧血、ヘモグロビン減少、発熱性好中球減少、血小板減少、赤血球減少、汎血球減少 等の骨髄抑制があらわれることがある。 -感染症 敗血症、肺炎 等の感染症があらわれることがある。 寒気、ふるえを伴う急激な高熱、脈拍の増加、咳や痰、息切れ -末梢神経障害(末梢性ニューロパチー) 手足のしびれ、手足の痛み、感覚が麻痺する -肝機能障害 体がだるい、はきけがする、食欲がない、白目や体が黄色くなる -間質性肺炎 熱、から咳、息苦しくなる -皮膚粘膜眼症候群(Stevens‐Johnson症候群)、多形紅斑 **ジェネリック医薬品 [#va53aadc] -
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