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ハラヴェン静注 のバックアップソース(No.3) :: 医療 Wiki

illness:ハラヴェン静注 のバックアップソース(No.3)

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*エリブリンメシル酸塩(Eribulin Mesilate) [#hb490c9f]
''抗悪性腫瘍剤''
-ハラヴェン静注 (製薬会社:エーザイ株式会社)

**作用と効果 [#yc8940ce]
がん細胞の細胞分裂を停止させてアポトーシスによる細胞死を誘導し、腫瘍増殖抑制作用を示します。
通常、手術不能または再発乳がんの治療に用いられます。

**用法・用量 [#r7008b8e]
通常、1日1回静脈内に週1回注射し、これを2週連続でおこない、3週目は休薬します。これを1サイクルとして、注射を繰り返します。副作用の有無、効果の出方、患者さんの状態により異なりますので、具体的な使用期間につきましては、医師にお尋ねください。

***用法及び用量に関連する使用上の注意 [#a7007947]

1.他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
2.本剤の投与にあたっては、以下の基準を参考に必要に応じて、投与を延期、減量又は休薬すること。

 各サイクル1週目

-投与開始基準
下記の基準を満たさない場合、投与を延期する。
--好中球数:1,000/mm3以上
--血小板数:75,000/mm3以上
--非血液毒性:Grade2以下


-減量基準
前サイクルにおいて以下の副作用等が発現した場合、減量した上で投与する。
--7日間を超えて継続する好中球数減少(500/mm3未満)
--発熱又は感染を伴う好中球数減少(1,000/mm3未満)
--血小板数減少(25,000/mm3未満)
--輸血を要する血小板数減少(50,000/mm3未満)
--Grade3以上の非血液毒性
--副作用等により、2週目に休薬した場合

 各サイクル2週目

-投与開始基準
下記の基準を満たさない場合、投与を延期する。
--好中球数:1,000/mm3以上
--血小板数:75,000/mm3以上
--非血液毒性:Grade2以下

-投与再開基準
投与延期後1週間以内に上記の投与開始基準を満たした場合、減量して投与する。

-休薬基準
投与延期後1週間以内に上記の投与開始基準を満たさない場合は、休薬する。





-減量を行う際、次の用量を参考にすること。


減量前の投与量:1.4mg/m2 → 減量後の投与量:1.1mg/m2
減量前の投与量:1.1mg/m2 → 減量後の投与量:0.7mg/m2
減量前の投与量:0.7mg/m2 → 減量後の投与量:投与中止を考慮


3.肝機能障害を有する患者に投与する場合は、減量を考慮すること。
4.本剤投与時、希釈する場合は日本薬局方生理食塩液を使用すること。

**生活上の注意 [#o5724f69]
骨髄機能が低下すると、感染が起こり易くなったり、出血が起こり易くなりますが、自分ではなかなか気づきません。したがって血液検査を定期的に(週に1~2回、場合によってはそれ以上)行うことがあります。

**副作用 [#ka32c4d4]
主な副作用として、脱毛、疲労、食欲減退、吐き気、口内炎、味覚異常、発熱、末梢神経障害、嘔吐、頭痛、下痢、けん怠感、発疹などが報告されています。

***重大な副作用 [#rbadfba2]
-骨髄抑制
白血球減少、好中球減少、リンパ球減少、貧血、ヘモグロビン減少、発熱性好中球減少、血小板減少、赤血球減少、汎血球減少 等の骨髄抑制があらわれることがある。
-感染症
敗血症、肺炎 等の感染症があらわれることがある。
寒気、ふるえを伴う急激な高熱、脈拍の増加、咳や痰、息切れ
-末梢神経障害(末梢性ニューロパチー)
手足のしびれ、手足の痛み、感覚が麻痺する
-肝機能障害
体がだるい、はきけがする、食欲がない、白目や体が黄色くなる
-間質性肺炎
熱、から咳、息苦しくなる
-皮膚粘膜眼症候群(Stevens‐Johnson症候群)、多形紅斑

**ジェネリック医薬品 [#va53aadc]
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