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微小管 のバックアップの現在との差分(No.1) :: 医療 Wiki

illness:微小管 のバックアップの現在との差分(No.1)

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1: 2016-01-19 (火) 13:23:54 cons[5] ソース[6] 現: 2017-12-21 (木) 18:39:52 kondo[5] ソース[7]
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*概要 [#we0c92df] *概要 [#we0c92df]
細胞内で繊維状の構造をとる細胞骨格の1つ。α/βチューブリンの重合体で、重合・脱重合をダイナミックに行うプラス端(βチューブリン側)と、相対的に静かなマイナス端(αチューブリン側)を持つ。 細胞内で繊維状の構造をとる細胞骨格の1つ。α/βチューブリンの重合体で、重合・脱重合をダイナミックに行うプラス端(βチューブリン側)と、相対的に静かなマイナス端(αチューブリン側)を持つ。
 +
 +微小管は、性質が異なるプラス端-マイナス端を持つ。多くの動物細胞では、微小管のマイナス端は中心体に束ねられているが、上皮細胞では、微小管が中心体に束ねられることなく存在する。このとき、マイナス端が細胞の頂端面を向き、頂端-基底軸に沿って配列している。
 +
プラス端の制御については多くの知見があるが、マイナス端の制御については分からないことが多い。 プラス端の制御については多くの知見があるが、マイナス端の制御については分からないことが多い。
細胞内では、ダイナミックに編成を変化させて、染色体の分配や、物質を輸送する際のレールとして働く。 細胞内では、ダイナミックに編成を変化させて、染色体の分配や、物質を輸送する際のレールとして働く。
 +
 +重合・脱重合により変化するダイナミックな構造であるが、重合阻害剤によって重合を阻害されると、脱重合のみが促進されるため、最終的に微小管の構造は壊れる。
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