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ネオーラル内用液 のバックアップ差分(No.1) :: 医療 Wiki

illness:ネオーラル内用液 のバックアップ差分(No.1)

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1: 2015-11-13 (金) 00:45:06 seria[5] ソース[6]
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 +#norelated
 +#contents
 +*シクロスポリン(Ciclosporin) [#m76d2403]
 +''免疫抑制剤(カルシニューリンインヒビター)''
 +-ネオーラル内用液 (製薬会社:)
 +**作用と効果 [#m48efe9a]
 +-自己免疫疾患用
 +リンパ球に特異的・可逆的な免疫抑制作用を示し、主にヘルパーT細胞の活性化を抑え、異常な免疫反応を抑えます。
 +通常、眼症状のあるベーチェット病およびその他の非感染性ぶどう膜炎、乾せん、再生不良性貧血、赤芽球ろう、ネフローゼ症候群、重症筋無力症、アトピー性皮膚炎の治療に使用されます。
 +
 +**用法・用量 [#nf6aba6e]
 +-ベーチェット病、非感染性ぶどう膜炎
 +通常、1回体重あたり0.025mL/kg(主成分として2.5mg/kg)〔体重50kgで1.25mL(125mg)〕を1日2回服用し、徐々に減量して維持量は1回0.015~0.025mL/kg(1.5~2.5mg/kg)〔体重50kgで0.75~1.25mL(75~125mg)〕を1日2回服用します。
 +-乾せん
 +通常、1回体重あたり0.025mL/kg(主成分として2.5mg/kg)〔体重50kgで1.25mL(125mg)〕を1日2回服用し、徐々に減量して維持量は1回0.015mL/kg(1.5mg/kg)〔体重50kgで0.75mL(75mg)〕を1日2回服用します。
 +-再生不良性貧血、赤芽球ろう
 +通常、1回体重あたり0.03mL/kg(主成分として3mg/kg)〔体重50kgで1.5mL(150mg)〕を1日2回服用します。
 +-頻回再発型ネフローゼ症候群
 +通常、成人は1回体重あたり0.075mL/kg(主成分として0.75mg/kg)〔体重50kgで0.375mL(37.5mg)〕、小児は1回体重あたり0.0125mL/kg(主成分として1.25mg/kg)〔体重20kgで0.25mL(25mg)〕を1日2回服用します。
 +-ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群
 +通常、成人は1回体重あたり0.015mL/kg(主成分として1.5mg/kg)〔体重50kgで0.75mL(75mg)〕、小児は1回体重あたり0.025mL/kg(2.5mg/kg)〔体重20kgで0.5mL(50mg)〕を1日2回服用します。
 +-全身型重症筋無力症
 +通常、1回体重あたり0.025mL/kg(主成分として2.5mg/kg)〔体重50kgで1.25mL(125mg)〕を1日2回服用します。効果がみられたら徐々に減量して、維持量は1回0.015mL/kg(1.5mg/kg)〔体重50kgで0.75mL(75mg)〕を1日2回服用します。
 +-アトピー性皮膚炎
 +通常、成人は1回体重あたり0.015mL/kg(主成分として1.5mg/kg)〔体重50kgで0.75mL(75mg)〕を1日2回服用します。1回0.025mL/kg(2.5mg/kg)〔体重50kgで1.25mL(125mg)〕を超えることはありません。
 +
 +この薬は1mL中に主成分100mgを含みます。いずれも治療を受ける疾患や症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
 +
 +飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に服用する時間は5時間以上間隔をあけてください。
 +絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
 +誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
 +医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めたり、この薬のかわりにサンディミュンを飲んだりしないでください。
 +
 +**生活上の注意 [#pd87064c]
 +免疫が抑えられて感染しやすくなるおそれがありますので、まめに手を洗ったり、うがい、歯みがきをして清潔に心がけてください。
 +
 +予防接種を受ける場合には、医師または薬剤師に相談してください。
 +
 +グレープフルーツジュースはこの薬の血中濃度を上げ薬の作用を強くさせること、セイヨウオトギリソウを含む健康食品はこの薬の血中濃度を下げ薬の作用を弱くさせることが知られていますので、これらの食品の飲食は避けてください。
 +
 +**副作用 [#je762cce]
 +主な副作用として、腎機能障害(尿量減少、浮腫)、肝機能障害(倦怠感、手や白目が黄色くなる)、毛包炎、鼻咽頭炎、吐き気、多毛、振戦(手足の震え)、頭痛、めまい、歯肉肥厚、高血圧、熱感、発疹、発熱などが報告されています。
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 +***稀な副作用 [#xd21f417]
 +-可逆性後白質脳症症候群、高血圧性脳症などの中枢神経系障害
 +けいれん、意識障害、視覚障害
 +-急性膵炎
 +上腹部の激痛、発熱、吐き気
 +-溶血性尿毒症症候群、血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性貧血、血小板減少
 +出血傾向、倦怠感、浮腫
 +-横紋筋融解症
 +筋肉痛・こわばり、脱力感
 +-
 +リンパ節腫脹、発熱、食欲不振 [悪性リンパ腫、リンパ増殖性疾患、悪性腫瘍(特に皮膚)]
 +-
 +呼吸困難 [クリーゼ]
 +
 +**ジェネリック医薬品 [#m1621e4c]
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