#norelated #contents *尿中ポリアミン(polyamine) 尿中特殊物質定性定量検査 [#tb3e136f] ポリアミンは低分子の非蛋白性窒素化合物で、細胞の増殖や分化が活発になると増加します。尿中ポリアミンは広範囲の悪性腫瘍で尿への排泄量の増加を認めるが、良性疾患の疑陽性率が高いため、他の腫瘍マーカーと組み合わせて用いられます。 -基準値 0~45.0μmol/g・Cr **特徴 [#d8605aac] 組織に急速な細胞壊死と増殖のみられるとき、細胞内にはアミノ酸の代謝産物としてポリアミンが増加します。ポリアミンにはスペルミン、スペルミジン、プトレッシン、カダベリンなどがあり、生理作用として細胞分裂や蛋白合成に関与しています。遊離型またはアセチル化物として細胞内のみでなく血清にも存在し尿中に排泄されます。 -変動要因 蓄尿中の防腐剤の添加が不十分な場合には、細菌が増殖しポリアミン量が高値となる。尿路感染症に罹患している場合も同様である。また、酸性蓄尿では低値となるので蓄尿の条件を確認する。 **異常値を示す病気 [#v320e874] ''高値'' -肉腫、肝臓がん、胆嚢がん、腎臓がん、胃癌、大腸がん、乳がん、肺がん、膵臓がん、食道がん -血液悪性腫瘍(急性白血病、慢性白血病急性転化、悪性リンパ腫) -のう胞性線維症、 乾癬、創傷、急性肝炎回復期
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