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カンプト点滴静注 のバックアップ差分(No.1) :: 医療 Wiki

illness:カンプト点滴静注 のバックアップ差分(No.1)

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1: 2015-09-29 (火) 20:30:16 seria[5] ソース[6]
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 +*イリノテカン塩酸塩水和物(Irinotecan hydrochloride hydrate) [#gbadb786]
 +''抗悪性腫瘍剤''
 +-カンプト点滴静注 (製薬会社:株式会社ヤクルト本社)
 +
 +**作用と効果 [#zc6021bb]
 +がん細胞のDNAの合成を阻害して、がん細胞の増殖を抑えます。
 +通常、手術不能または再発した胃がん、手術不能または再発した結腸・直腸がん、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、手術不能または再発した乳がん、子宮頸がん、卵巣がん、有棘細胞がん、悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)、小児悪性固形腫瘍、治癒切除不能な膵がんの治療に用いられます。
 +
 +**用法・用量 [#z84fb37c]
 +-手術不能または再発した胃がん、手術不能または再発した結腸・直腸がん、子宮頸がん、卵巣がん
 +通常、1日1回、1週間ごとに3~4回静脈内に点滴注射し、少なくとも2週間休薬します。これを1クールとして繰り返します。もしくは、通常、1日1回、2週間ごとに2~3回静脈内に点滴注射し、少なくとも3週間休薬します。これを1クールとして繰り返します。
 +-小細胞肺がん、非小細胞肺がん、手術不能または再発した乳がん、有棘細胞がん
 +通常、1日1回、1週間ごとに3~4回静脈内に点滴注射し、少なくとも2週間休薬します。これを1クールとして繰り返します。
 +-悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)
 +通常、1日1回3日間連日静脈内に点滴注射します。これを1週間ごとに2~3回繰り返し、少なくとも2週間休薬します。これを1クールとして繰り返します。
 +-小児悪性固形腫瘍
 +通常、1日1回5日間連日静脈内に点滴注射します。これを1週間ごとに2回繰り返し、少なくとも1週間休薬します。これを1クールとして繰り返します。
 +-治癒切除不能な膵がん
 +通常、1日1回、静脈内に点滴注射し、少なくとも2週間休薬します。これを1クールとして繰り返します。治療スケジュールは、
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 +一緒に使用する他の薬や、患者さんの状態などによって異なります。また、使用期間は、一定期間使用したあとで効果を見ながら決めていきます。具体的には、担当の医師にお聞きください。
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 +**生活上の注意 [#h1bf99ce]
 +食べ物や飲み物の種類によっては薬の働きが影響を受けることがあります。グレープフルーツジュースにより薬の働きが強まるおそれがあるので、治療中には飲まないでください。
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 +また、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)のようなハーブを含有した食品により、薬の働きが弱まるおそれがあるので、治療中には摂取しないでください。骨髄機能が低下すると、感染が起こりやすくなったり、出血が起こりやすくなったりしますが、自分ではなかなか気づきません。したがって定期的に(週に1~2回、場合によってはそれ以上)血液を検査して早期発見を心がける必要があります。
 +
 +**副作用 [#r701055e]
 +主な副作用として、貧血、下痢、吐き気、嘔吐、食欲不振、腹痛、腸炎、腸管麻痺、脱毛などが報告されています。
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 +***稀な副作用 [#ge2ef8dd]
 +-骨髄機能抑制
 +貧血症状、発熱、出血傾向
 +-下痢、腸炎
 +泥状または水様の便、腹痛、吐き気
 +-腸管穿孔、消化管出血、腸閉塞
 +激しい腹痛、吐き気、下血
 +-間質性肺炎
 +発熱、から咳、呼吸困難
 +ショック、アナフィラキシー
 +顔面蒼白、冷汗、呼吸困難
 +-肝機能障害、黄疸
 +全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などが黄色くなる
 +-急性腎不全
 +尿量減少、むくみ、頭痛
 +-血栓塞栓症
 +胸や足などの局所の痛み、圧痛、呼吸困難
 +脳梗塞
 +片側の手足や顔の麻痺、頭痛、言語障害
 +-心筋梗塞、狭心症発作
 +急激な前胸部の圧迫感、狭心痛、冷汗
 +-心室性期外収縮
 +正常な心拍のほかに見られる異常な心収縮、胸部の違和感、動悸
 +**ジェネリック医薬品 [#e4a8b519]
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