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筋萎縮性側索硬化症 のバックアップ差分(No.3) :: 医療 Wiki

illness:筋萎縮性側索硬化症 のバックアップ差分(No.3)

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2: 2013-12-14 (土) 14:31:24 seria[6] ソース[7] 3: 2013-12-14 (土) 18:33:20 seria[6] ソース[8]
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*ALS 概要 [#caa8325c] *ALS 概要 [#caa8325c]
-筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。しかし筋肉そのものの病気ではありません。筋肉を動かし、運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害を生じて、脳から「手足を動かせ」という命令が伝わらなくなることにより、力が弱くなり、筋肉がやせていきます。その一方で、体の感覚や知能、視力や聴力、内臓機能などはすべて保たれることが普通です。+筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)(ALS:amyotrophic lateral sclerosis)とは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。しかし筋肉そのものの病気ではありません。筋肉を動かし、運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害を生じて、脳から「手足を動かせ」という命令が伝わらなくなることにより、力が弱くなり、筋肉がやせていきます。その一方で、体の感覚や知能、視力や聴力、内臓機能などはすべて保たれることが普通です。
**症状 [#b9267b27] **症状 [#b9267b27]
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**診療科 [#x2d9172b] **診療科 [#x2d9172b]
**検査 [#r276ddd9] **検査 [#r276ddd9]
 +-神経伝導検査
 +伝導の速度と活動電位を調べる。運動線維のみで活動電位が低下し、伝導速度は運動線維・感覚線維ともに正常である。ただし頸椎症を合併して非典型的所見を示すことも多い。
 +
 +-筋電図検査
 +神経の障害が疑わしい部位で、電位の振幅が大きくなり、多相性電位が現れる。
 +
 +-血液検査
 +HAMなら抗HTLV-I抗体が出る。
 +
 +-画像診断
 +脊髄MRIによって脊髄の疾患を除外する。
 +
**診断 [#jcdf26cc] **診断 [#jcdf26cc]
-**病期 ステージ [#a70ecfcc+鑑別診断として以下の疾患などを除外しなければならない。 
-**合併症 [#k5fc0f7c]+-変形性頚椎症 
 +-HTLV-I関連脊髄症 (HTLV-1 associated myeloathy; HAM) 
 +-脳・脊髄の腫瘍 
 +-脊髄動静脈奇形 
 +-ALS以外の運動ニューロン疾患 
 +--上位ニューロン障害と下位ニューロン障害両方をきたす疾患 
 +---ライム病 
 +---ガングリオシドーシスであるHexosamnidase欠損症 
 +--筋力低下や筋萎縮が左右非対称に緩徐に進行する疾患 
 +---多巣性運動ニューロパチー 
 +---封入体筋炎 
 +---脊髄進行性筋萎縮症 
 +---post polio myelitis 
 + 
 +**病期 ステージ [#fbcf0414
**薬 [#l2d76030] **薬 [#l2d76030]
-リルテック錠(一般名:リルゾール) -リルテック錠(一般名:リルゾール)
ALSの進行を遅らせる作用があります。 ALSの進行を遅らせる作用があります。
 +
 +-メチルコバラミン(ビタミンB12誘導体)
**治療法 [#w1e5499b] **治療法 [#w1e5499b]
 +治癒のための有効な治療法は確立されていない。
 +対症療法として、呼吸筋麻痺が起こると人工呼吸器を装着する。嚥下障害があると、経鼻経管栄養法や胃に小さな孔をあける胃瘻造設法などによって、 栄養や水分を確保します。
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