#norelated #contents *パルボシクリブ [#n7edf0c0] ''抗悪性腫瘍剤(CDK 4/6阻害剤)'' -イブランスカプセル (製薬会社:ファイザー株式会社) &ref(Ibrance..jpg,mw:240,around,right){イブランスカプセル}; 発売日 2017年12月15日 **作用と効果 [#s5451cc1] イブランスは、CDK4/6を阻害する新規の経口分子標的薬です。CDK4/6は、細胞周期の調節に主要な役割を果たしており、細胞増殖を引き起こします。 イブランスはCDK4および6を選択的に阻害して、細胞周期の進行を停止させることにより、腫瘍の増殖を抑制すると考えられています。 手術不能または再発した乳がんに用いられます。 -手術不能又は再発乳癌 **用法・用量 [#g3c87d65] 内分泌療法剤との併用において、通常、成人にはパルボシクリブとして1日1回125mgを3週間連続して食後に経口投与し、その後1週間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。 **併用注意 [#s82802d4] -CYP3A阻害剤 --コビシスタット、エルビテグラビル、インジナビル、イトラコナゾール、リトナビル、テラプレビル、ボリコナゾール、クラリスロマイシン、グレープフルーツジュース、ネルフィナビル、サキナビル 等 これらの薬剤等がCYP3Aの代謝活性を阻害するため、本剤の血中濃度が上昇し、副作用の発現頻度及び重症度が増加するおそれがある。 -強いCYP3A誘導剤 --フェニトイン、カルバマゼピン、リファンピシン、リファブチン、フェノバルビタール、セイヨウオトギリソウ含有食品 等 これらの薬剤等がCYP3Aの代謝活性を誘導するため、本剤の血中濃度が低下し、本剤の有効性が減弱するおそれがある。 -CYP3Aの基質となる薬剤 --ミダゾラム、フェンタニル 等 CYP3Aにより代謝される薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 本剤のCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 **生活上の注意 [#q27ac1ad] **副作用 [#x33dab72] 主な副作用は、好中球減少症、白血球減少症、脱毛症、疲労、口内炎、悪心、関節痛、貧血、感染症、ほてり、下痢、血小板減少症、無力症、発疹 等 ***重大な副作用 [#m3405c7d] -骨髄抑制 好中球減少、白血球減少、貧血、血小板減少、発熱性好中球減少症 等があらわれることがある。 - ***その他の副作用 [#r9ea9c2c] |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):20%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):10~20%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):10%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| //|血液及びリンパ系障害||||| //|肝臓||||| //|肝胆道系||||| //|腎臓||||| //|泌尿器||||| //|生殖系及び乳房||||| //|精神系||||| |神経系|-|-|味覚異常|-| //|感覚器||||| |眼|-|-|流涙増加、霧視、眼乾燥|-| //|耳||||| //|循環器 心臓||||| //|血管||||| |呼吸器|-|-|鼻出血|-| |消化器|悪心、口内炎|下痢|嘔吐|-| |皮膚・皮下組織系|脱毛症|発疹|皮膚乾燥|-| //|過敏症||||| //|下垂体・副腎皮質系||||| //|免疫系||||| |代謝及び栄養|-|-|食欲減退|-| //|内分泌||||| //|筋骨格系及び結合組織障害||||| //|全身||||| //|感染症||||| //|投与部位||||| //|抵抗機構||||| |その他|疲労|感染症(尿路感染、上気道感染、口腔ヘルペス、歯肉炎等)|無力症、発熱、AST(GOT)増加、ALT(GPT)増加|-| //|臨床検査||||| **同じ成分の医薬品 [#s239572f] -イブランス錠 //**ジェネリック医薬品 -