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エルプラット点滴静注液 のソース :: 医療 Wiki

illness:エルプラット点滴静注液のソース

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#norelated
#contents
*オキサリプラチン(Oxaliplatin) [#g3c85d1a]
''抗悪性腫瘍剤''
-エルプラット点滴静注液 (製薬会社:製造販売元 株式会社ヤクルト本社)
--薬価
50mg 10mL/瓶 21158円(2020年4月1日以降)
100mg 20mL/瓶 38695円(2020年4月1日以降)
200mg 40mL/瓶 70065円(2020年4月1日以降)
 薬価の改定が更新されていない場合はご注意ください。


**作用と効果 [#eff5bcd7]
がん細胞のDNAの合成を阻害して、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がんの治療、結腸がんにおける術後補助化学療法、治癒切除不能な膵がんの治療、治癒切除不能な進行・再発の胃がんの治療に用いられます。

**用法・用量 [#i7794432]
-治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん、結腸がんにおける術後補助化学療法
通常、1日1回2時間かけて静脈内に点滴注射し、少なくとも13日間または20日間休薬します。これを1サイクルとして繰り返します。
-治癒切除不能な膵がん
通常、1日1回2時間かけて静脈内に点滴注射し、少なくとも13日間休薬します。これを1サイクルとして繰り返します。
-治癒切除不能な進行・再発の胃がん
通常、1日1回2時間かけて静脈内に点滴注射し、少なくとも20日間休薬します。これを1サイクルとして繰り返します。治療スケジュールは、一緒に使用する他の薬や、患者さんの状態などによって異なります。また、一定期間使用したあとで、効果を見ながら使用期間を決めていきます。術後補助化学療法の場合は、副作用に注意しながら一定期間使用します。具体的には担当の医師にお聞きください。

**生活上の注意 [#m820aa25]

末梢神経症状(副作用)は冷たい空気にさらされたり、冷たい物に触れることによって症状が出やすくなり、症状が悪化します。したがって治療期間中は、冷たい食べ物や飲み物を避け、冷気や冷たい物に触れないでください。からだや皮膚を冷やさないことが重要です。
**副作用 [#t3de862d]
主な副作用として、末梢神経症状、咽頭喉頭感覚異常、下痢、吐き気、嘔吐、食欲不振、口内炎、貧血、便秘、疲労、けん怠感、体重減少、脱毛、アレルギー症状、注射部位反応、味覚異常などが報告されています。

***重大な副作用 [#z52d67eb]
-末梢神経症状
手・足などがしびれる、ボタンをかけにくい、飲み込みにくい
-ショック、アナフィラキシー
顔面蒼白、冷汗、呼吸困難
-間質性肺炎・肺線維症
発熱、から咳、呼吸困難
-骨髄機能抑制
貧血症状、発熱、出血傾向
-溶血性尿毒症症候群
発熱、貧血症状、紫斑
-薬剤誘発性血小板減少症
鼻血、歯ぐきの出血、四肢などの皮下出血
-溶血性貧血
貧血症状、皮膚や結膜などが黄色くなる、赤褐色尿
-視野欠損・視野障害・視神経炎・視力低下
視野の中に見えない部分がある、目のかすみ
-血栓塞栓症
局所の痛み、圧痛、紅斑
-心室性不整脈・心筋梗塞
動悸、胸部不快感、急激な前胸部の圧迫感
-肝静脈閉塞症
激しい腹痛、腹部膨満感、吐き気
-急性腎不全
尿量減少、むくみ、頭痛
-白質脳症
ふらつき、言語障害、けいれん
-高アンモニア血症
意識障害、手の羽ばたき振戦(震え)
-横紋筋融解症
手足の筋肉の痛み、脱力感、赤褐色尿
-難聴
耳がきこえにくい、耳鳴り、声や音がきこえない
-感染症
かぜのような症状、発熱、嘔吐
-肝機能障害
全身けん怠感、食欲不振、皮膚や結膜などが黄色くなる

***その他の副作用 [#yf541336]
|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明|
|血液及びリンパ系障害||白血球増加|プロトロンビン時間延長|白血球分画の変動、血小板増加|
|肝臓|-|ALP上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇|-|-|
//|肝胆道系|||||
|腎臓|-|クレアチニン上昇、蛋白尿、BUN上昇、血尿、尿糖|尿沈渣異常、尿ウロビリノーゲン異常、頻尿、腎機能障害、膀胱炎、側腹部痛|-|
//|泌尿器|||||
//|生殖系及び乳房|||||
|精神神経系|-|味覚異常、頭痛、めまい、不眠、神経痛、頭重感、浮動性めまい、コリン作動性症候群|振戦、回転性眩暈、傾眠、うつ病、こわばり、硬直、失神、不安、構語障害、筋骨格硬直、記憶障害、筋骨格系胸痛|深部腱反射欠損、不全失語症、失調、神経過敏、レルミット徴候、脳神経麻痺、線維束攣縮、不随意性筋収縮、脳神経障害|
//|神経系|||||
//|感覚器|||||
|眼|-|流涙|視覚障害、結膜炎、眼球周囲痛、眼のそう痒感、眼乾燥、眼瞼下垂|涙器障害、眼の異常感、涙道閉塞、白内障|
//|耳|||||
//|錐体外路症状|||||
|循環器 心臓|-|高血圧、低血圧、動悸|ほてり、頻脈|血管障害、上室性不整脈、アダムス・ストークス症候群|
//|血管|||||
|呼吸器|-|呼吸困難、鼻出血、咳嗽、鼻咽頭炎、上気道感染、発声障害、咽頭炎|嗄声、鼻粘膜障害、低酸素症、息切れ、喀血|肺障害|
|消化器|悪心、下痢、嘔吐、食欲不振、口内炎|便秘、しゃっくり、腹痛、胃部不快感、歯肉炎、腸閉塞、上腹部痛、メレナ、胃痛、腹部膨満感、下腹部痛、腹部不快感|大腸炎、歯周病、胃炎、歯肉出血、粘膜の炎症、歯痛、心窩部不快感、口内乾燥、腹水、齲歯、胃腸障害、肛門周囲痛、鼓腸、膵炎、胃食道逆流性疾患、胃腸音異常、痔核、下部消化管出血、口腔内痛、食道炎|直腸炎、しぶり腹、消化不良、歯の異常、腸内ガス、胃重圧感、腸壁気腫症、門脈ガス血症、消化管壊死|
|皮膚・皮下組織系|-|脱毛、手足症候群、色素沈着、潮紅、顔面潮紅、多汗、皮膚乾燥、皮膚剥脱、口唇炎、爪の障害|顔面のほてり、爪囲炎、皮膚障害、皮下出血、寝汗、ざ瘡様皮膚炎、ヘルペス性皮膚炎|色素変化、紫斑|
|過敏症||発疹、そう痒症、蕁麻疹、薬物過敏症、紅斑|アレルギー性鼻炎、気管支痙攣、鼻炎|紅斑性皮疹、血管浮腫|
//|下垂体・副腎皮質系|||||
//|免疫系|||||
//|代謝及び栄養|||||
//|内分泌|||||
|電解質|-|血清カリウムの異常、血清ナトリウムの異常、血清カルシウムの異常、血清クロールの異常|-|血中リン減少|
//|筋骨格系及び結合組織障害|||||
//|全身|||||
|投与部位|-|注射部位反応、血管痛、血管炎、注射部位血管外漏出|-|-|
//|感染症|||||
//|抵抗機構|||||
|その他|倦怠感、疲労|発熱、アルブミン減少、CRP上昇、浮腫、感染、体重減少、総蛋白減少、末梢性浮腫、高血糖、感冒、脱水、コレステロール上昇、関節痛、悪寒、胸部不快感、アミラーゼ上昇、背部痛、四肢痛、筋痛|鼻汁、出血、胸痛、尿路感染、腰痛、CK (CPK) 上昇、熱感、カテーテル関連感染、胸部圧迫感、臀部痛、疼痛、筋脱力、骨痛、代謝性アシドーシス、体重増加、乳汁漏出症|代謝障害、膣出血、下肢異常感、戦慄、多臓器不全、腫瘍穿孔|
//|臨床検査|||||

**ジェネリック医薬品 [#t0685a5b]
-オキサリプラチン点滴静注液

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