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プログラフカプセル の変更点 :: 医療 Wiki

illness:プログラフカプセル の変更点

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3: 2019-03-08 (金) 12:26:15 kondo[4] ソース[5] 現: 2024-03-25 (月) 12:31:31 kondo[4] ソース[6]
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**作用と効果 [#f5593bfa] **作用と効果 [#f5593bfa]
--移植用剤 + 
-サイトカインと呼ばれるタンパクの中でも、移植後拒絶反応に関わる因子を抑えることにより拒絶反応を防ぎます。通常、移植後(腎・肝・心・肺・膵・小腸・骨髄)の拒絶反応や移植片対宿主病(骨髄移植のみ)を抑えるために用いられます。+-下記の臓器移植における拒絶反応の抑制 
 +腎移植、肝移植、心移植、肺移植、膵移植、小腸移植 
 +-骨髄移植における拒絶反応及び移植片対宿主病の抑制 
 +-重症筋無力症 
 +-関節リウマチ(既存治療で効果不十分な場合に限る) 
 +-ループス腎炎(ステロイド剤の投与が効果不十分、又は副作用により困難な場合) 
 +-難治性(ステロイド抵抗性、ステロイド依存性)の活動期潰瘍性大腸炎(中等症~重症に限る) 
 +-多発性筋炎・皮膚筋炎に合併する間質性肺炎 
**用法・用量 [#p9907a69] **用法・用量 [#p9907a69]
-***腎移植 [#c4f13b68] 
-通常、移植2日前より1回タクロリムスとして0.15mg/kgを1日2回服用します。術後初期には1回0.15mg/kgを1日2回服用し、以後、徐々に減らしていきます。維持量は1回0.06mg/kg、1日2回服用を標準としますが、症状により適宜増減されます。 
-***肝移植 [#h46fc2bd] 
-通常、初期には1回0.15mg/kgを1日2回服用します。以後、徐々に減らしていきます。維持量は1回0.10mg/kg、1日2回服用を標準としますが、症状により適宜増減されます。 
-***心移植 [#m0372757] 
-通常、初期には1回0.03~0.15mg/kgを1日2回服用します。また、拒絶反応発現後に服用を開始する場合は、通常、1回0.075~0.15mg/kgを1日2回服用します。以後、症状に応じて適宜増減し、安定した状態が得られた後には、徐々に減らし有効最少量で維持されます。 
-***肺移植 [#zc8e5b0e] 
-通常、初期には1回0.05~0.15mg/kgを1日2回服用します。以後、徐々に減らし有効最少量で維持されます。 
-***膵移植 [#e468041a] 
-通常、初期には1回0.15mg/kgを1日2回服用します。以後、徐々に減らし有効最少量で維持されます。 
-***小腸移植 [#da718905] 
-通常、初期には1回0.15mg/kgを1日2回服用します。以後、徐々に減らし有効最少量で維持されます。 
-***骨髄移植 [#g62101a0] 
-通常、移植1日前より1回0.06mg/kgを1日2回服用します。移植初期には1回0.06mg/kgを1日2回服用し、以後、徐々に減らしていきます。また、移植片対宿主病発現後に服用を開始する場合は、通常、1回0.15mg/kg、1日2回服用します。症状により適宜増減されます。 
-本剤は1カプセル中にタクロリムスとして0.5mgを含有しています。必ず指示された服用方法に従ってください。+-腎移植の場合 
 +通常、初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与し、以後、徐々に減量する。維持量は1回0.06mg/kg、1日2回経口投与を標準とするが、症状に応じて適宜増減する。 
 + 
 +-肝移植の場合 
 +通常、初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、徐々に減量し、維持量は1日量0.10mg/kgを標準とするが、症状に応じて適宜増減する。 
 + 
 +-心移植の場合 
 +通常、初期にはタクロリムスとして1回0.03~0.15mg/kgを1日2回経口投与する。また、拒絶反応発現後に本剤の投与を開始する場合には、通常、タクロリムスとして1回0.075~0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、症状に応じて適宜増減し、安定した状態が得られた後には、徐々に減量して有効最少量で維持する。 
 + 
 +-肺移植の場合 
 +通常、初期にはタクロリムスとして1回0.05~0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、症状に応じて適宜増減し、安定した状態が得られた後には、徐々に減量して有効最少量で維持する。 
 + 
 +-膵移植の場合 
 +通常、初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、徐々に減量して有効最少量で維持する。 
 + 
 +-小腸移植の場合 
 +通常、初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、徐々に減量して有効最少量で維持する。 
 + 
 +-骨髄移植の場合 
 +通常、移植1日前よりタクロリムスとして1回0.06mg/kgを1日2回経口投与する。移植初期にはタクロリムスとして1回0.06mg/kgを1日2回経口投与し、以後、徐々に減量する。また、移植片対宿主病発現後に本剤の投与を開始する場合には、通常、タクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。なお、症状に応じて適宜増減する。 
 + 
 +なお、本剤の経口投与時の吸収は一定しておらず、患者により個人差があるので、血中濃度の高い場合の副作用並びに血中濃度が低い場合の拒絶反応及び移植片対宿主病の発現を防ぐため、患者の状況に応じて血中濃度を測定し、トラフレベル(trough level)の血中濃度を参考にして投与量を調節すること。特に移植直後あるいは投与開始直後は頻回に血中濃度測定を行うことが望ましい。なお、血中トラフ濃度が20ng/mLを超える期間が長い場合、副作用が発現しやすくなるので注意すること。 
 + 
-飲み忘れた場合は、気がついた時できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間は5時間以上間隔をあけてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。 
**副作用 [#e507f6c5] **副作用 [#e507f6c5]
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