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カルシウム調節ホルモン の変更点 :: 医療 Wiki

illness:カルシウム調節ホルモン の変更点

  
現: 2011-06-21 (火) 15:11:42 seriza[3] ソース[4]
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 +*副甲状腺ホルモン(PTH) カルシトニン [#bdb4ce01]
 +血液中や体液中に含まれるカルシウムは常に一定に保たれています。
 +調節をしているのが、副甲状腺ホルモンから分泌される副甲状腺ホルモン(PTH)と甲状腺から分泌されるカルシトニンです。
 +副甲状腺ホルモンは、血液中のカルシウム濃度が低下すると分泌が高まり、骨に含まれているカルシウムを血液中に取り出すとともに、腸からのカルシウムの吸収を促進します。このように血液中のカルシウムを増やす働きをしていますが、その働きにはビタミンDも関与しています。
 +一方、カルシトニンは、血液中のカルシウムの濃度が高くなると分泌が高まり、骨からカルシウムが溶け出すのを抑えるよう働きます。
 +この二つのカルシウム調節ホルモンが拮抗して働くことによって、血液中のカルシウムが一定に保たれています。そのため、この二つのカルシウム調節ホルモンを検査することによって、副甲状腺の機能やカルシウム代謝の異常が分ります。
 +-基準値
 +年齢や性別により違います。
 +副甲状腺ホルモン(PTH) 160~520pg/ml
 +カルシトニン 56.0~61.8pg/ml
 +**どのような検査か [#e1282204]
 +血液を採取して調べます。
 +
 +**検査を受ける時の注意 [#l67eec06]
 +採血の2~3日前からカルシウム剤の服用を避けて下さい。
 +
 +**異常な場合に疑われる病気 [#kbedffdc]
 +-副甲状腺ホルモンが高値
 +副甲状腺機能亢進症、慢性腎不全、ビタミンD欠乏症など。
 +-副甲状腺ホルモンが低値
 +副甲状腺機能低下症、ビタミンD中毒、悪性腫瘍の骨転移など。
 +-カルシトニンが高値
 +甲状腺髄様がん、異所性カルシトニン産生腫瘍、肺小細胞未分化がん、肝臓がん、慢性腎不全、副甲状腺機能亢進症など。
 +-カルシトニンが低値
 +低カルシウム血症、老年性骨粗鬆症など。
  

  • カルシウム調節ホルモン のバックアップ差分(No. All)