核磁気共鳴画像法(magnetic resonance imaging、MRI)とは、核磁気共鳴 (nuclear magnetic resonance、NMR) 現象を利用して体内の内部情報を画像化する方法です。
人体を強力な磁場においたり、ある波長の電波をあてると、体内にたくさんある水素原子核が磁気に共鳴して微弱な電波を発生します。 MRIはその電波を受信してエネルギーの強さや密度をとらえて画像を映し出します。
CTでは輪切りにした像しか得られませんが、MRIだと縦横斜めなど自由に断面画像を映し出すことが出来ます。
MRA(MRアンギオグラフィ)は、静脈から造影剤を注入してMRI検査を行います。血管を鮮明に映し出すことができ、動脈瘤を見つけたり血管が詰まっている箇所や流れが細くなっているところを発見するのに役立ちます。
脳梗塞、脳内出血[7]、脳腫瘍[8]、脳動脈瘤[9]など 肝癌[10]、膵臓癌[11]、卵巣癌[12]、子宮筋腫[13]、子宮内膜症[14]、前立腺癌[15]など 椎間板ヘルニア、靭帯断裂など
検査着に着替えて検査台に仰向けに寝ます。検査台が動いて電磁波を発生させるガントリーという円筒形の器械に入ります。
撮影する目的によりかかる時間が異なりますが、約20分~40分ぐらいです。MRA検査を行っても1時間以内に終わります。検査の前処置はなく、終わった後も安静の必要はありません。
誤って金属品(指輪、アクセサリー類、ヘアピン、入れ歯、眼鏡、時計など)を身につけて検査した場合、MRIは強力な磁石を使用しているため、金属品が磁石に引きつけられたり、電子機器、時計などは壊れる事が考えられます。また、MRIは電磁波を使用しているため、金属が加熱されることが考えられます。
心臓ペースメーカーや心臓人工弁、血管クリップまたは、骨折して金属の留め具が体内に入ってる人は、磁場の影響があるため検査を受けることができません。MRI検査が受けられない場合は、X線を使用したレントゲンやCTスキャナーによる検査が行われます。
検査が午前中の場合は朝食抜き、午後の場合は昼食を抜きます。
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