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骨髄穿刺 
血液の血球成分は骨髄でつくられています。骨髄はカルシウムなどでできた骨の中心部の空洞（髄腔）を満たしている赤いどろどろした組織です。骨髄を針を刺して採取することを骨髄穿刺といい、その組織を調べる検査を骨髄像検査あるいは骨髄検査といいます。
何がわかるのか
骨髄でつくられる血球のもとは1種類の細胞（全能性幹細胞）です。それがそれぞれの血球に分化していって、さらに成熟して血液中に送り出され、赤血球、白血球、血小板になります。
骨髄の中には、まだ分化していない細胞や未成熟な細胞しかありませんから、これを採取して血管の中の血液と比較すると、造血機能や血球の成熟度が分り、血液病の診断に重要な情報を提供してくれます。他にも骨髄内に生じたがんやがんの骨転移の診断にも役立ちます。
どのような検査か
胸の正面にある胸骨、あるいは腰の横にある腸骨からとる方法があります。
採取する場所を局所麻酔して、骨に穴をあけ、そこに注射針を刺して骨髄を採取します。採取した骨髄液を染色し、顕微鏡で調べます。
検査を受ける時の注意
採取に約20分かかります。かなり痛みのある検査です。採取後、20～30分、完全に止血するまで安静にしています。腸骨から採取する場合は、通院でも出来ますが、胸骨から採取する場合、多くは入院が必要です。
検査結果の判定
血液検査の結果と比較して血球のでき方、成熟、血液中への放出などをみて、血液病の診断材料にします。がんの場合にはがん細胞を見つけます。
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初版日時: 2011-06-10 (金) 19:12:09
最終更新: 2011-06-10 (金) 20:05:18 (JST) (4701d) by seriza
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がんの骨転移が疑われていますが、何がんか解っていません。
骨髄穿刺をしていただきました。がんの種類が解るのでしょうか。
転移されているとすれば、続発性骨腫瘍ということになると思います。乳がん、前立腺がん、肺がん、腎がん、甲状腺がんなどでは骨に転移しやすいようです。
原発性ではなく、転移性骨腫瘍の場合は腫瘍マーカー I-CTPが高値になります。ただし骨折や骨の手術でも上昇します。
多発性骨髄腫の確定診断には、骨髄穿刺検査が用いられています。
30代男性知人が県外の医大で左腸骨から骨髄を採取し検査しましたが
その後1カ月以上も左腰〜左脚全体の痛みやしびれが続いていると言っていました。
暖かい時期に検査を受けることを検査前に医師に提案されたようですが
1月に受けて今も痛そうです。
検査時の痛みならともかく、その後にまで影響があるかと思うととても不安です。
大丈夫なんでしょうか？
お気軽に投稿してください。一言でもどうぞ。病気の治療、薬の副作用のことなど。