- Na Ca K Mg P Cl 検査
- 何がわかるのか
- どのような検査か
- 検査を受ける時の注意
- 主な電解質の働き
- 検査結果の判定
Na Ca K Mg P Cl 検査 [1]
電解質とはミネラルの中で水に溶ける性質のあるものをいいます。電解質は血液や体液の中に一定量だけ含まれており、細胞の内外の水分を一定に保ったり、神経の伝達、筋肉の収縮、止血などの重要な働きをしています。
- 基準値
ナトリウム Na 136~147mEq/l
カルシウム Ca 8.7~10.1mg/dl
カリウム K 3.6~5.0mEq/l
マグネシウム Mg 1.8~2.6mg/dl
リン P 2.4~4.3mg/dl
クロール(塩素) Cl 98~109mEq/l
何がわかるのか [2]
血液中の電解質の濃度を一定に保っているのは、主に腎臓とホルモンの働きによるため、血液中の電解質の量に変化があった場合には、腎臓やホルモンなどに異常が生じたことがわかります。
どのような検査か [3]
血液を分析器で調べます。
検査を受ける時の注意 [4]
特に食事などの注意はありません。
主な電解質の働き [5]
- ナトリウム
細胞内外の物質交換、水分調節、筋肉の弛緩、神経伝達、胃液の分泌促進、体液のpH調節。
過剰摂取は血圧を上昇させ、高血圧[6]、動脈硬化を進行させる。
- カルシウム
骨や歯の材料。筋肉の収縮。神経の興奮を鎮め、精神を安定させる。ホルモンや消化液の分泌促進。止血。
不足すると、骨粗鬆症、神経の伝達障害、筋肉の収縮障害。
- カリウム
細胞内外の物質交換、水分調節、筋肉の収縮。ナトリウムの害を防ぐ。腎臓の老廃物の排泄を促進。
不足すると、高血圧[6]を招き、心臓、腎臓、筋肉の働きが低下。
- マグネシウム
歯や骨の材料。精神を安定させ、筋肉の働きを円滑にし、心臓病を予防。体温や血圧を調節。
不足すると、骨や歯の形成不全、動脈硬化や血栓症、心臓発作を起こす。
- リン
骨や歯の材料。細胞膜や核酸をつくる材料。神経や筋肉の働きを調節、エネルギーの運搬や貯蔵。
不足すると、歯や骨が弱くなり、筋肉や神経に障害。過剰はカルシウムの沈着。
- クロール(塩素)
胃液に含まれ、pHの調節、殺菌、消化促進。膵液の分泌促進。
不足すると、胃酸の酸度が低下し食欲不振や消化不良になる。食塩から供給され、過不足の心配はない。
検査結果の判定 [7]
- ナトリウム
- カルシウム
- カリウム
- マグネシウム
- リン
- クロール(塩素)
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クレアチニンと尿素窒素がいつも高めでしんぱいです。過活動膀胱でもあり、一日10回はトイレにいきます。
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