全身の複数関節に過可動性がみられる症候群で、変形や不安定性による機能障害を起こすことがある。
関節痛、機能障害に至る重症例は稀である。
関節周辺の不調から発症し、全身の複数の関節過可動から関節脱臼、亜脱臼、関節の変形へと進行することがある。
変形と不安定性による支持性の低下、関節痛などの症状がみられる。
テネイシン-X、コラーゲンなどを含め結合組織に関わる複数の原因があると考えられているが、はっきりした原因は不明である。
関節症状以外に皮膚症状、自律神経症状が現れることがある。
主に痛みに対する対処療法が行われる。
著しい関節の過剰運動性を有する場合は、さまざまな装具を用いながら関節の安定性を得ることで日常生活を維持する。