肝臓に針を刺して組織や細胞を採取して、顕微鏡で細かく観察する検査です。針生検ともいい、血液検査や超音波検査、CT検査などでは診断できない場合や、もっと詳しい情報が必要な場合に行われます。
がんが疑われるときには、細胞を調べて良性か悪性かを鑑別して、悪性であればその性質や悪性度、さらに組織の変化がどの程度進んでいるかを調べます。
肝硬変では、線維化[3]や組織の変化の進み具合を調べます。
超音波検査の画面を見ながら、腹壁から針を刺して組織を採取する超音波ガイド下針生検と腹腔鏡検査[5]との併用法があります。
検査時間は30分~1時間です。準備や止血を確認するために2~3日の入院が必要です。
前日の夕食後から絶食します。当日は、点滴と浣腸を行います。局所麻酔をしますが多少の痛みがありますので、痛みが強いときや、腹部が張って苦しいときは申し出てください。
翌日まで安静にして、排尿はベッドで行います。
結果が出るまでに約1週間かかります。組織や細胞の状態で判定されます。
肝臓がん[10]、肝硬変、慢性肝炎、脂肪肝、自己免疫性肝炎[11]、肝嚢胞など。
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