緊張型頭痛は、1988年の国際頭痛学会の分類によると、圧迫されるような痛みであること、両側に生じること、家事や階段歩行などの日常動作によって憎悪しないこと、悪心や嘔吐は伴わないこと、光や音の過敏症はないことを重要な特徴として挙げています。
片頭痛[2]に比べると、年齢が高くなってから起こる場合が多い。
背景・目的:診断基準には診断、治療についてあらゆる側面から科学的かつ実際的に検討されたものである必要性がある。他の疾患と同様にこのような必要条件をみたす診断基準に基づいて緊張型頭痛を診断する必要がある。
推奨のグレード A
緊張型頭痛の場合は、片頭痛[2]のようにズキンズキンという脈を打つような痛みではなく、圧迫感のような痛みを感じる。 大抵の場合、肩こりや首の筋肉のこりを伴い 、頭の両側が痛み、眩暈や倦怠感を併発することもある。
ストレスをためないように生活習慣を正すことが大事ですが、痛みがひどい時には、鎮痛薬や筋肉のこりをほぐす薬などで治療します。 消炎鎮痛薬は、例えばアスピリン[9]で300~700mg/日が処方されます。
一方、消炎鎮痛薬の慢性的使用によってかえって頭痛が誘発されること(薬剤誘発性頭痛)があるので、適宜処方量を調整します。
予防的投薬としては抗うつ薬、とりわけ三環系抗うつ薬が処方されますが、口腔内乾燥、眠気、なかでも腸管のぜん動運動の低下などの抗コリン作用の発生には注意が必要です。
消炎鎮痛薬との併用として、エチゾラム(デパス錠[20])などの抗不安薬、エペリゾン(ミオナール錠[16])やチザニジン(テルネリン錠[17])などの筋弛緩薬も処方されます。
マッサージ、入浴などで血行を良くしたり、 蒸したおるで痛いところを温めます。生活習慣に頭痛体操を取り入れることも効果が期待できます。
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