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筋電義手 :: 医療 Wiki

illness:筋電義手

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  • 筋電義手
    • 仕組み
    • 特徴
    • 開発・製造・販売元

筋電義手 anchor.png[1]

筋電義手は、筋肉に発生する表面筋電位の出力量によって動作制御される義手である。
通常の義手は、軽量であることや外観の再現が中心となって製作されるが、筋電義手は、外観よりも機能の再現を目指して開発されている。

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仕組み anchor.png[2]

筋肉は、脳から命令として発せられる微弱な電気的刺激を認識した神経から分泌されるアセチルコリンを受容体が受け止めることによって収縮する。
この時、発生する電位は微弱ではあるものの、体表面でも検知することができる。これを「表面筋電位」と言い、筋電義手を動かすスイッチとなる。

操作法は、切断者によって異なるが、切断してしまった部分を動かす筋をスイッチとする場合が多い。
例えば手首を切断した場合、手首の掌屈(掌側へ手首を曲げること)する時に発生する表面筋電位を「ものを掴む」、背屈(手の甲側へ手首を曲げること)する時に発生する表面筋電位を「ものを離す」といったように、義手の動きと表面筋電位の発生方法に一定のルールを設けることで操作を行う。

このように表面筋電位を感知し、その出力が一定の閾値を超えることでスイッチをオン・オフさせて動作する筋電義手である。内蔵されたモーターにより、ものを掴む・離すという動作ができ、擬似的に本人の意思で動く手を再現する。

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特徴 anchor.png[3]

筋電義手は、体表面で検知できる「表面筋電位」をスイッチとして意思を反映する機構を持つ。

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開発・製造・販売元 anchor.png[4]

  • オットーボック・ジャパン株式会社
  • イクシー株式会社

Last-modified: 2017-08-27 (日) 14:19:56 (JST) (2442d) by kondo