白血球がどのような割合で含まれているかを調べる検査です。
白血球はその種類によって働きが違います。そのため、どの種類が増えているか調べれば病気[3]の診断に役立ちます。
白血球の半分以上を占める好中球は、病原菌が入ってきたり異物が生じたりするとすぐに増加して、病原菌や異物を食べて分解してしまいます。
好酸球は、体の防御反応を起こさせ、異常な細胞、寄生虫、アレルギー反応を起こす物質(アレルゲン)などが生じると増加します。
好塩基球はヒスタミン[4]やヘパリンなどの物質を含んでいて、アレルギーや血管拡張などの作用に関与しています。
白血球の30%を占めるリンパ球は、病原菌が入ってきたときに、抗体をつくって外敵を退治する他、その外敵を記憶しておくという働きもあります。
単球はマクロファージ[5](大食細胞)ともいわれ、病原菌、異物、、不要物質などを食べてしまうとともに、その特徴をリンパ球に知らせます。
血液を採取し、白血球を分類できる機能を持った自動血球計数器にかけて測定します。
食事の制限などはありません。
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