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点滴静注用ホスカビル注 :: 医療 Wiki

illness:点滴静注用ホスカビル注

ページ内コンテンツ
  • ホスカルネットナトリウム水和物
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用

ホスカルネットナトリウム水和物 anchor.png[1]

抗ウイルス化学療法剤

  • 点滴静注用ホスカビル注 (製薬会社:クリニジェン株式会社)
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作用と効果 anchor.png[2]

  • 造血幹細胞[5]移植患者におけるサイトメガロウイルス血症及びサイトメガロウイルス感染症
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用法・用量 anchor.png[6]

    • 初期療法
      通常、ホスカルネットナトリウム水和物として1回体重1kgあたり60mgを、1時間以上かけて8時間ごとに1日3回、又は1回体重1kgあたり90mgを、2時間以上かけて12時間ごとに1日2回、それぞれ点滴静注する。なお、初期療法は2〜3週間以上行う。
    • 維持療法
      初期療法に続く維持療法には、通常、ホスカルネットナトリウム水和物として1回体重1kgあたり90〜120mgを2時間以上かけて1日1回点滴静注する。
      維持療法中に再発が認められた場合は、初期療法の用法・用量により再投与することができる。
    • 初期療法
      通常、ホスカルネットナトリウム水和物として1回体重1kgあたり60mgを、1時間以上かけて12時間ごとに1日2回点滴静注する。 初期療法は1〜2週間以上行う。
    • 維持療法
      通常、ホスカルネットナトリウム水和物として1回体重1kgあたり90〜120mgを2時間以上かけて1日1回点滴静注する。
      維持療法中に再発が認められた場合は、初期療法の用法・用量により再投与することができる。
  • 造血幹細胞[5]移植後のヒトヘルペスウイルス6脳炎
    通常、ホスカルネットナトリウム水和物として1回体重1kgあたり60mgを、1時間以上かけて8時間ごとに1日3回点滴静注する。

なお、本剤による腎障害を軽減するため、本剤による治療中には水分補給を十分に行い、利尿を確保すること。

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生活上の注意 anchor.png[7]

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副作用 anchor.png[8]

主な症状は嘔気、貧血[9]、血清クレアチニン[10]上昇、嘔吐、低マグネシウム血症、低カリウム血症、知覚異常、低カルシウム血症、頭痛、発熱

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重大な副作用 anchor.png[11]

  • ショック
    発熱・悪寒、発疹等を初発症状とし、戦慄、顔面蒼白、チアノーゼ、呼吸困難 等
  • 急性腎不全
  • 心不全、心停止、血栓性静脈炎
  • 痙れん発作、テタニー
  • 呼吸抑制
  • 麻痺性イレウス
  • 失語症、痴呆
  • 横紋筋融解症[12]
  • 敗血症[13]
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その他の副作用 anchor.png[14]

副作用10%以上1~10%未満1%未満頻度不明
血液及びリンパ系障害貧血[9]、血中ヘモグロビン減少、顆粒球減少白血球減少、血小板減少血栓症白血球増多
肝臓-AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ‐GTP上昇、A/G比異常--
腎臓クレアチニン[10]クリアランス低下、血清クレアチニン[10]上昇等の腎機能異常尿毒症、排尿困難、尿道障害、多尿蛋白尿、中毒性ネフロパシー、腎尿細管障害、夜間頻尿、抗利尿ホルモン異常腎臓痛、尿崩症
泌尿器---局所刺激性による性器の刺激、陰茎潰瘍、外陰膣潰瘍
精神神経系知覚異常、頭痛めまい・眩暈、不随意筋収縮、無力症、錯乱、知覚減退、神経障害、抑うつ、不安、疲労、倦怠感、精神病、神経過敏、興奮、攻撃性、振戦、運動失調緊張亢進、ジスキネジア、末梢神経障害、反射亢進、昏迷、協調異常、EEG異常、傾眠、健忘-
循環器・心臓-高血圧[15]、心電図異常、心悸亢進、浮腫、潮紅徐脈、期外収縮、低血圧心室性不整脈[16]、QT間隔の延長
呼吸器・胸郭および縦隔障害--呼吸困難、喉頭炎-
消化器悪心・嘔吐下痢、食欲不振、腹痛、便秘、消化不良、味覚倒錯腸炎、膵炎、鼓腸放屁、口渇、口内乾燥-
皮膚・皮下組織系-皮膚潰瘍形成皮膚障害、多汗-
過敏症-発疹、そう痒--
代謝及び栄養-アシドーシス、Al-P上昇血液量過多、LDH上昇、体重減少、アミラーゼ[17]上昇、CK(CPK)上昇-
体液・電解質[18]低マグネシウム血症、低カリウム血症、低カルシウム血症低リン酸血症、高リン酸血症、低ナトリウム血症高カルシウム血症-
筋骨格系及び結合組織障害---ミオパシー、筋炎、筋脱力、筋肉痛
投与部位-注射部位の疼痛注射部位の炎症-
その他発熱悪寒、感染症視覚異常、疼痛、網膜剥離、複視、耳鳴、耳痛-

Last-modified: 2019-04-06 (土) 12:21:19 (JST) (1840d) by kondo