- AML 概要
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- 治療法
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AML 概要 [1]
急性骨髄性白血病は、未熟な白血球細胞が分化異常のため急速に骨髄中で増殖して蓄積することにより、正常な血液の細胞を造る骨髄の造血機能が障害され、好中球、赤血球、血小板といった血液細胞が減少する、特に成人に多く見られるタイプの白血病[2]です。
異常な白血球細胞が引き起こすものと正常な白血球、赤血球、血小板が少なくなることで生じるものがあります。
疲労、高熱、脱力、食欲不振
繰り返し起こる感染症
過剰な出血、痛みや傷がなかなか治らない、アザができやすい
歯肉の腫れまたは変色
骨や関節の痛み(特に肋骨と胸骨)
急性骨髄性白血病(AML)の原因は不明です。
しかし、放射線や抗がん剤などの化学物質が原因と考えられる症例があります。
血液検査、および骨髄検査(骨髄生検、骨髄穿刺[8])の結果をふまえて診断します。
抗がん剤を用いて、骨髄中に増えた白血病[2]細胞を死滅させ、正常な血液細胞を増やします。
急性骨髄性白血病における寛解とは、骨髄中に存在する白血病[2]細胞が全体の5%以下の状態です。
通常7~10日間抗がん剤が投与されます。その結果、白血病[2]細胞だけではなく正常な血液細胞も骨髄の中から減少します。
この時、赤血球や血小板が極端に減少した時には輸血が行われます。白血球は輸血することはできませんので、抗がん剤の投与の後、自然に白血球が増えてくることを待ちます。この期間は約4週間くらいです。
白血球が回復した時に骨髄穿刺[8]を行い、寛解状態であるかどうかを調べます。
寛解導入療法で寛解が得られたと判定されたら、血球細胞が回復したことを採血により確認後、すぐに地固め療法を行います。
地固め療法の目標は、寛解導入療法で5%以下になった白血病[2]細胞を更に死滅させ、根治させることです。
地固め療法でも強い抗がん剤が使われますが、治療後の白血病[2]の再発を防ぐために必要な治療です。
- 吉井怜 女優
2000年、当時18歳で急性骨髄性白血病を発症し、翌年に母親から骨髄移植を受ける。
- 渡辺謙 俳優
- 山本寛斎 ファッションデザイナー、イベントプロデューサー
2020年2月に診断を受け治療を始める。