急性冠症候群は、心臓の筋肉(心筋)に酸素と栄養を供給している冠動脈にできた動脈硬化性の
急性冠症候群(Acute coronary syndrome:ACS)は、不安定狭心症[2]~急性心筋梗塞[3]に至る疾患概念である。
急激な冠動脈狭窄によって生じる以下の三つの病態を包括した名称である。
急性心筋梗塞[3]の胸痛は突然現れることが多く、狭心症[2]と比べあきらかに激痛です。痛みによる自律神経反射のため吐き気や嘔吐、冷汗を伴うこともあります。痛みは徐々に増強し普通30分以上持続します。この痛みは一般に閉塞した冠動脈が自然あるいは治療により再度開通するまで続きます。
痛みに対してニトログリセリンは少ない効果しかありません。胸痛の強さや持続時間は心筋梗塞[3]を起こした筋肉の量に相関するようです。
なお狭心症[2]と同じように発症時にまったく症状のない無痛性心筋梗塞[3]症の患者さんがおよそ20%存在するといわれています。無痛性心筋梗塞[3]症は高齢の方や糖尿病[8]患者さんに多いとされています。
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