細胞内で繊維状の構造をとる細胞骨格の1つ。α/βチューブリン[2]の重合体で、重合・脱重合をダイナミックに行うプラス端(βチューブリン[2]側)と、相対的に静かなマイナス端(αチューブリン[2]側)を持つ。
微小管は、性質が異なるプラス端-マイナス端を持つ。多くの動物細胞では、微小管のマイナス端は中心体に束ねられているが、上皮細胞[3]では、微小管が中心体に束ねられることなく存在する。このとき、マイナス端が細胞の頂端面を向き、頂端-基底軸に沿って配列している。
プラス端の制御については多くの知見があるが、マイナス端の制御については分からないことが多い。
細胞内では、ダイナミックに編成を変化させて、染色体の分配や、物質を輸送する際のレールとして働く。
重合・脱重合により変化するダイナミックな構造であるが、重合阻害剤によって重合を阻害されると、脱重合のみが促進されるため、最終的に微小管の構造は壊れる。
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