尿の水素イオン濃度、つまり酸性・アルカリ性の度合いを測る検査です。
正常な尿は6.5くらいの弱酸性ですが、食べ物などの影響で大きく変化します。主に尿路の感染症の発見に役立ちます。
試験紙に尿をつけて、色の変化で判定します。
出始めと終わりの尿を避けて中間尿をとります。汚れや分泌液、血液などが混じらないようにして下さい。
いろいろな条件で変化するので、繰り返し検査を受けることが大切です。常にアルカリ性であればアルカローシス、酸性であればアシドーシスと判定します。
アルカリ性に傾くのは、腎臓から尿道までの尿路の感染症が考えられるほか、過呼吸、激しい嘔吐などでも起こります。
酸性に傾くのは、飢餓、激しい下痢、発熱、フェニルケトン尿症などのときです。
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