ブドウ糖は大切なエネルギー源で、健康な人の場合には尿中に漏れ出すのはほんのわずかしかありません。このブドウ糖がある線を越えて尿中に出てしまったものを尿糖といいます。
もともと腎臓は血液中のブドウ糖を尿に出さない仕組みになっていますが、血液中のブドウ糖が多くなりすぎて170~180mg/dlを超えると尿にあふれ出てしまいます。これが糖尿病[3]です。
また、あふれ出る限界値(閾値)が低いために、血糖[4]があまり高くなくても尿中にブドウ糖が出てしまう場合があります。これを腎性尿糖といい腎臓機能の一つの指標となります。したがって、尿糖検査は糖尿病[3]を見つけ出すスクリーニング(ふるいわけ)検査として行われますが、この数値が陽性であっても必ずしも糖尿病[3]とは限りません。
尿が出ているかどうかを調べる定性検査と尿中の糖の量を調べる定量検査があります。定性検査は、試験紙に尿をつけて色の変化で判定します。
定量検査は、1日の尿を採取して、そこに含まれるブドウ糖の量を調べます。これは、主に入院中の人に行われます。
尿をとるときは、出始めと終わりの尿は避けて中間の尿をとります。
糖尿病[3]、クッシング症候群[10]、腎性尿糖など
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