乗り物に乗っている時に感じる気持ちの悪さを「乗り物酔い」と言いますが、乗り物から降りたのに揺れを感じてしまう状態が「下船病」です。
下船病の症状は、乗り物酔いとよく似ていて、吐き気やめまいなど様々です。
症状はすぐに治まる場合もありますが、数年間続く場合もあり個人差があります。
原因は不明ですが、平衡感覚と視覚情報のズレが影響しているのではないかと考えられています。
乗り物に乗っているときは、目で見えている景色が揺れていて体も揺れています。乗り物から降りると、目で見えている景色は揺れず体も揺れていません。
正常であれば、このように目で見えている景色(視覚情報)と体の揺れ(平衡感覚)は一致します。しかし、これが一致しないときに下船病の症状が現れます。
視覚情報と平衡感覚が一致しない理由は、体が揺れに対応しようとしていた過去の記憶が脳に伝わってしまうことにあります。
平衡感覚は耳の内部にある
効果的とされる薬や治療法がありません。
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