ページへ戻る

− Links

 印刷 

ワントラム錠 :: 医療 Wiki

illness:ワントラム錠

ページ内コンテンツ
  • トラマドール塩酸塩(Tramadol hydrochloride)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • 稀な副作用

トラマドール塩酸塩(Tramadol hydrochloride) anchor.png[1]

持続性がん疼痛・慢性疼痛治療剤

  • ワントラム錠 (製薬会社:ファイザー株式会社)
Page Top

作用と効果 anchor.png[2]

オピオイド受容体への結合、モノアミン再取り込み阻害作用により強い痛みを抑える働きがあります。
通常、非オピオイド鎮痛剤で治療困難ながん疼痛、慢性疼痛の治療に用いられます。

Page Top

用法・用量 anchor.png[3]

通常、成人は1回1~3錠(主成分として100~300mg)を1日1回服用します。治療を受ける疾患や症状により適宜増減されますが、最高量は1日4錠(400mg)とします。必ず指示された服用方法に従ってください。
この薬は徐放性製剤なので、がん疼痛で痛みが突然強くなった場合の臨時追加としては服用できません。臨時追加が必要な場合はトラマドール塩酸塩即放性製剤を服用します。
この薬は徐放性製剤なので、割ったり、砕いたり、かみ砕いたりせずにそのまま服用してください。

飲み忘れた場合は気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

Page Top

生活上の注意 anchor.png[4]

眠気、めまい、意識消失が起こることがあります。また意識消失により自動車事故に至った例もありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。
飲酒により薬の作用や副作用が強まることがありますので、服用中の飲酒はひかえてください。

Page Top

副作用 anchor.png[5]

主な副作用として、便秘、吐き気、嘔吐、傾眠、浮動性めまい、口渇、食欲減退、頭痛などが報告されています。

Page Top

稀な副作用 anchor.png[6]

  • ショック、アナフィラキシー
    呼吸困難、喘鳴(ヒューヒュー音)、眼や口唇のまわりのはれ
  • 呼吸抑制
    呼吸が浅く速くなる、呼吸をしにくい、息苦しい
  • けいれん
    筋肉が発作的に収縮する
  • 依存性
    服用を中止しようとしても止められない、不眠、不安
  • 意識消失
    意識がなくなる

Last-modified: 2019-03-12 (火) 10:36:42 (JST) (1879d) by kondo