ロキソプロフェンナトリウム水和物(Loxoprofen sodium hydrate) [1]
鎮痛・抗炎症・解熱剤
炎症を引きおこすプロスタグランジンの生合成を抑え、炎症に伴う腫れや痛みをやわらげ、熱を下げます。通常、関節リウマチ[3]・変形性関節症ほか手術後や外傷後並びに抜歯後の鎮痛・消炎、急性上気道炎の解熱・鎮痛に用いられます。
- 関節リウマチ[3]、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎[5]、頸肩腕症候群、歯痛、手術後・外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛
通常、成人は1回1錠(ロキソプロフェンナトリウムとして60mg)を1日3回服用します。頓用の場合は、1回1〜2錠(60〜120mg)を服用します。
- 急性上気道炎の解熱・鎮痛
通常、成人は1回1錠(ロキソプロフェンナトリウムとして60mg)を頓用します。原則として1日2回までとし、1日最大3錠(180mg)を限度とします。 治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。また、空腹時に飲むことは避けてください。 必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、胃部不快感、腹痛、悪心・嘔吐、食欲不振、浮腫・むくみ、発疹、蕁麻疹、眠気、発熱、そう痒感などが報告されています。
- ショック、アナフィラキシー様症状
顔が蒼白になる、呼吸がしにくい、冷や汗が出る
- 溶血性貧血[8]、白血球減少、血小板減少
鼻血が出る、歯ぐきから出血する、手足にあざなどができやすい
- 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症
皮膚・粘膜が赤く腫れて発疹や水ぶくれができる、発熱、全身倦怠感
- 急性腎不全、ネフローゼ症候群[9]、間質性腎炎
尿の量が減る、むくみ、食欲がない
- うっ血性心不全
呼吸がしにくい、全身がむくむ
- 間質性肺炎[10]
発熱、咳がでる、息苦しい
- 消化管出血
血を吐く、便に血が混じる
- 消化管穿孔
みぞおちの痛み、腹痛
- 肝機能障害、黄疸
全身がだるい、吐き気がする、皮膚や白目が黄色くなる
- 喘息発作
息苦しい、喘鳴
- 無菌性髄膜炎[11]
発熱、頭痛、吐き気がする
同じ成分の医薬品 [12]
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