医療薬 : ナルフラフィン塩酸塩（Nalfurafine hydrochloride） [レミッチカプセル]

ページ内コンテンツ

ナルフラフィン塩酸塩（Nalfurafine hydrochloride）

経口そう痒症改善剤

かゆみを抑制する選択的オピオイドκ（カッパ）受容体作動薬で、既存の抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬などが効きにくいかゆみを抑えます。
通常、既存治療で効果が不十分な血液透析におけるかゆみの改善に用いられます。

次の患者におけるそう痒症の改善（既存治療で効果不十分な場合に限る）

通常、成人は1回1カプセル（主成分として2.5μg）を1日1回夕食後または就寝前に服用します。
症状に応じて増量されることがありますが、1日1回2カプセル（5μg）が限度とされています。

眠気、めまいなどがあらわれることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作には従事しないでください。グレープフルーツジュースはこの薬の血漿中濃度を高め、作用を強めることがありますので、同時に服用しないようにしてください。

肝機能障害、黄疸
全身がだるい、食欲がない、皮膚や白目が黄色くなる
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。

副作用	5％以上	1～5％未満	1％未満	頻度不明
血液及びリンパ系障害	-	-	好酸球増多、貧血	-
肝臓	-	総胆汁酸上昇	AST（GOT）上昇、ALT（GPT）上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇	LDH上昇
腎臓	頻尿・夜間頻尿	多尿	-	-
泌尿器	-	-	尿中血陽性、尿中蛋白陽性	-
精神・神経系	不眠	眠気、浮動性めまい、頭痛	いらいら感、幻覚、構語障害、レストレスレッグス症候群、振戦、しびれ	不穏、せん妄、易怒性
循環器　心臓	-	-	動悸、ほてり、血圧上昇	-
消化器	便秘	口渇、悪心、下痢	嘔吐、食欲不振、腹部不快感、胃炎、口内炎	-
皮膚・皮下組織系	-	そう痒の悪化、湿疹、発疹	蕁麻疹、紅斑、丘疹	色素沈着
内分泌	プロラクチン上昇	テストステロン低下、甲状腺刺激ホルモン低下、甲状腺刺激ホルモン上昇、抗利尿ホルモン上昇	女性化乳房
その他	-	倦怠感	胸部不快感、脱力感、回転性めまい、異常感、浮腫、血中リン低下	-

Counter: 2466, today: 2, yesterday: 0

初版日時: 2015-06-10 (水) 17:42:05

最終更新: 2021-06-04 (金) 18:44:48 (JST) (1053d) by kondo