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ラツーダ錠 :: 医療 Wiki

illness:ラツーダ錠

ページ内コンテンツ
  • ルラシドン塩酸塩
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用
    • ジェネリック医薬品

ルラシドン塩酸塩 anchor.png[1]

非定型抗精神病薬・抗精神病薬・双極性障害[2]のうつ症状治療薬

  • ラツーダ錠(製薬会社:大日本住友製薬株式会社)
  • LATUDA(ラツーダ)(製薬会社:大日本住友製薬株式会社の米国子会社 サノビオン・ファーマシ ューティカルズ・インク)
    米国食品医薬品局(FDA)にて承認
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作用と効果 anchor.png[3]

ドパミンD2、セロトニン5-HT2A、セロトニン5-HT7受容体にアンタゴニストとして作用します。また、セロトニン5-HT1A受容体にはパーシャルアゴニストとして作用し、ヒスタミンH1およびムスカリンM1受容体に対してはほとんど親和性を示しません。

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用法・用量 anchor.png[5]

  • 統合失調症[4]
    通常、成人にはルラシドン塩酸塩として40 mgを1日1回食後経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は80 mgを超えないこと。
  • 双極性障害[2]におけるうつ症状の改善
    通常、成人にはルラシドン塩酸塩として20~60 mgを1日1回食後経口投与する。
    なお、開始用量は20 mg、増量幅は1日量として20 mgとし、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は60 mgを超えないこと。
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生活上の注意 anchor.png[6]

LATUDAを服用している間、グレープフルーツを食べたり、グレープフルーツジュースを飲んだりするのは、血液中のLATUDAの量に影響するため避けてください。
LATUDAを服用したままでアルコールを飲むのは避けてください。

妊娠している場合、または妊娠を計画している場合は、医療提供者に連絡してください。 LATUDAを服用している間、母乳育児を避けてください。

抗うつ薬は、治療の最初の数ヶ月の間に、子供、10代の若者、若年成人の自殺思考や行動を増加させる可能性があります。
うつ病[7]およびその他の深刻な精神疾患は、自殺のリスクの増加と関連しています。抗うつ薬を服用している患者の家族や介護者は、患者のうつ症状の悪化、特に気分、行動、思考、または感情の突然の変化を注視する必要があります。これは、抗うつ薬の投与開始時や投与量の変更時に非常に重要です。

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副作用 anchor.png[8]

トリグリセリドおよびLDL(不良)コレステロールの増加およびHDL(良好)コレステロールの減少
体重増加
起立時にめまぐるしい気分になる
月経不足、乳房の漏れ、肥大または勃起
脱水症状
眠気
動作が遅くなる、筋肉のこわばり、振戦
鼻水、鼻の炎症
吐き気

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重大な副作用 anchor.png[9]

  • 悪性症候群
    無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗 等が発現し引き続き発熱がみられる場合がある。
    悪性症候群を発症時には、白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害へと移行し、死亡することがある。
  • 遅発性ジスキネジア[10]
    長期投与により、口周部等の不随意運動があらわれることがある。
  • 痙攣
    痙攣(強直間代性、部分発作及びミオクローヌス発作等)があらわれることがある。
  • 血糖[11]糖尿病[12]性ケトアシドーシス、糖尿病[12]性昏睡
    口渇、多飲、多尿、頻尿 等の症状
  • 肺塞栓症、深部静脈血栓症
    息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫 等
  • 横紋筋融解症[13]
    筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇 等
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その他の副作用 anchor.png[14]

副作用5%以上1~5%未満1%未満頻度不明
血液及びリンパ系障害--血小板減少、好中球減少貧血[15]
肝臓--ALT上昇、AST上昇、肝機能異常、ビリルビン上昇、肝障害-
腎臓--排尿困難・排尿異常、尿蛋白陽性腎不全
精神・神経系-統合失調症[4]の悪化、不安、傾眠、不眠、頭痛、浮動性めまい精神症状の悪化、易刺激性、激越、攻撃性、リビドー減退、幻覚・妄想、悪夢、鎮静、うつ症状の悪化・抑うつ、自傷行為、自殺念慮、自殺企図失神、パニック発作、突然死、眉間反射異常
錐体外路症状アカシジア(静坐不能)振戦、ジストニア、パーキンソニズム、筋固縮、ジスキネジア運動緩慢、流涎過多、眼球回転発作、構語障害、筋緊張、筋痙縮、落ち着きのなさ、錐体外路障害開口障害、舌痙攣、嚥下障害、斜頚、運動低下
循環器 心臓--心電図異常(QT延長、PR短縮)、房室ブロック、動悸、頻脈、徐脈、血圧上昇脳血管発作、狭心症[16]、起立性低血圧
消化器-悪心、嘔吐、便秘、腹部不快感胃腸障害、口内乾燥、口渇、上腹部痛、腹痛、食欲減退、食欲亢進、消化不良、腹部膨満、胃炎、下痢-
過敏症-そう痒じん麻疹、湿疹、発疹、血管浮腫、顔面腫脹過敏症、咽頭浮腫、舌腫脹
内分泌-プロラクチン[17]上昇甲状腺機能異常(亢進症・低下症)、乳汁分泌、月経異常乳房腫大、乳房痛、勃起不全
その他体重増加体重減少、多汗、熱感、発熱、脱力、疲労、CK上昇、筋力低下、筋骨格硬直、胸内苦悶感・胸部圧迫感、疼痛、背部痛、耐糖能異常(血糖[11]上昇、HbA1c 上昇、尿糖[18]陽性)、脂質異常症[19]、多飲症、摂食障害[20]症状(拒食・過食)、咳嗽、鼻咽頭炎、アレルギー性鼻炎、色素沈着、脱毛、霧視、回転性めまい、末梢性浮腫低ナトリウム血症、糖尿病[12]

Last-modified: 2020-06-05 (金) 10:47:15 (JST) (1414d) by kondo