エダラボン(Edaravone)
中枢神経系用剤
- ラジカット注 (製薬会社:田辺三菱製薬株式会社)
作用と効果
血液の流れが悪くなったところで増加する有害なフリーラジカルを消去することにより、脳を保護します。また、フリーラジカルの発生を抑えることにより、運動神経を保護します。
通常、脳梗塞急性期に伴う神経症候、日常生活動作障害、機能障害の改善に用いられます。また、筋萎縮性側索硬化症(ALS)における機能障害の進行抑制に用いられます。
用法・用量
- 脳梗塞急性期
通常、1日2回、30分かけて点滴で静脈内に注射します。使用期間は14日以内です。 - 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
通常、1日1回、60分かけて点滴で静脈内に注射します。
通常、本剤注射期と休薬期を組み合わせた28日間を1クールとし、これを繰り返します。第1クールは14日間連日注射する注射期の後14日間休薬し、第2クール以降は14日間のうち10日間注射する注射期の後14日間休薬します。
症状を見ながら長期間使うことがあります。
副作用
主な副作用として、肝障害(全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる)、腎機能障害(尿量の減少、むくみ)、不眠症、発熱、発疹、発赤、腫脹、膨疹、かゆみ、紅斑などが報告されています。
重大な副作用
- 急性腎不全、ネフローゼ症候群
尿量の減少、むくみ、けん怠感 - 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸
劇症肝炎等の重篤な肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP、LDH,ビリルビン等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる - 血小板減少、顆粒球減少
鼻血・歯ぐきの出血、発熱、のどの痛み - 播種性血管内凝固症候群
あおあざができる、鼻血・歯ぐきの出血、動悸や息切れ - 横紋筋融解症
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇 - 急性肺障害
発熱、咳、呼吸困難 - ショック,アナフィラキシー
蕁麻疹、血圧低下、呼吸困難、等があらわれることがある。
その他の副作用
副作用 | 5%以上 | 0.1~5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | - | 赤血球減少,白血球増多,白血球減少,ヘマトクリット値減少,ヘモグロビン減少,血小板増加,血小板減少 | - | - |
肝臓 | - | 総ビリルビン値上昇,ウロビリノーゲン陽性,AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇,LDH上昇,Al-P上昇,γ-GTP上昇 | ビリルビン尿 | - |
腎臓 | - | BUN上昇,血清尿酸上昇,蛋白尿,血尿,クレアチニン上昇 | 血清尿酸低下 | 多尿 |
消化器 | - | - | 嘔気,嘔吐 | - |
皮膚・皮下組織系 | ||||
過敏症 | - | 発疹 | 発赤,腫脹,膨疹,そう痒感 | 紅斑(多形滲出性紅斑等) |
投与部位 | - | 注射部発疹,注射部発赤腫脹 | ||
その他 | - | 発熱,血清コレステロール上昇,トリグリセライド上昇,血清総蛋白減少,CK(CPK)上昇,CK(CPK)低下,血清カリウム低下,血清カリウム上昇,尿中ブドウ糖陽性 | 熱感,血圧上昇,血清コレステロール低下,血清カルシウム低下,頭痛 | - |
ジェネリック医薬品
- エダラボン点滴静注バッグ
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初版日時: 2015-12-13 (日) 18:31:31
最終更新: 2019-02-06 (水) 18:51:46 (JST) (1877d) by kondo
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