メサドン塩酸塩
癌疼痛治療剤
- メサペイン錠 (製薬会社:テルモ株式会社)
用法・用量
本剤は、他の強オピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する。
通常、成人に対し初回投与量は本剤投与前に使用していた強オピオイド鎮痛剤の用法・用量を勘案して、メサドン塩酸塩として1回5〜15mgを1日3回経口投与する。
その後の投与量は患者の症状や状態により適宜増減する。
副作用
傾眠、悪心、嘔吐、QT延長、便秘及びせん妄 等
重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー
顔面蒼白、血圧低下、呼吸困難、頻脈、全身発赤、血管浮腫、蕁麻疹 等 - 依存性
連用により薬物依存を生じることがある。
連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、あくび、くしゃみ、流涙、発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、せん妄、痙攣、振戦、全身の筋肉・関節痛、呼吸促迫、動悸等の退薬症候があらわれることがある。
投与を中止する場合には、1日用量を徐々に減量するなど、患者の状態を観察しながら行う。 - 呼吸停止、呼吸抑制
息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸、呼吸異常 等 - 心停止、心室細動、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)、心不全、期外収縮(頻度不明)、QT延長
- 錯乱、せん妄
- 肺水腫、無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫
- 腸閉塞、麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸
- 肝機能障害
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P等の著しい上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。
その他の副作用
副作用 | 10%以上 | 10%未満 | - | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | - | - | - | 血小板減少症 |
肝臓 | ||||
肝胆道系 | ||||
腎臓 | ||||
泌尿器 | - | - | - | 排尿障害、尿閉 |
生殖系及び乳房 | ||||
精神系 | 眠気・傾眠 | 振戦 | - | 不眠、めまい、ふらふら感、幻覚、健忘、失見当識、激越、不安、鎮静、気分不快、多幸感、感覚異常、痙攣発作、頭痛、発汗 |
神経系 | ||||
感覚器 | - | - | - | 視覚障害(霧視、複視等) |
眼 | ||||
耳 | ||||
循環器 心臓 | - | - | - | 不整脈、二段脈、徐脈、頻脈、T波逆転、血圧変動、失神、心筋症、動悸 |
血管 | ||||
呼吸器 | ||||
消化器 | 悪心、嘔吐、便秘 | - | - | 腹痛、口渇、味覚異常、食欲不振、舌炎、胆管痙攣 |
皮膚・皮下組織系 | ||||
過敏症 | - | 発疹 | - | そう痒症 |
下垂体・副腎皮質系 | ||||
免疫系 | ||||
代謝及び栄養 | ||||
内分泌 | ||||
筋骨格系及び結合組織障害 | ||||
全身 | ||||
感染症 | ||||
投与部位 | ||||
抵抗機構 | ||||
その他 | - | - | - | 血管拡張(顔面潮紅、熱感)、潮紅、浮腫、呼吸困難、無力症、脱力、けん怠感、低カリウム血症、低マグネシウム血症、静脈炎、体重増加、無月経、性欲減退、性能力減退 |
臨床検査 |
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初版日時: 2017-02-27 (月) 19:54:17
最終更新: 2017-02-27 (月) 19:54:17 (JST) (2614d) by kondo
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